双葉文庫<br> はじめまして、お父さん。

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双葉文庫
はじめまして、お父さん。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575520880
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



山本甲士[ヤマモト コウシ]
著・文・その他

内容説明

地方在住の売れないフリーライター・白銀力也のもとにインタビュー取材の依頼が舞い込んだ。取材相手は、俳優業の傍ら飲食店経営を成功させた合馬邦人。奇しくも合馬は、これまで力也が一度も会ったことのない実の父親だった。取材の翌日、「会って謝らなければならない人が四人いる。その場に同行してほしい」と請われた力也は、初対面の実父と旅をすることに。一代で財を成した父親と貧乏ながらも愛情溢れる家庭を築く息子―。人生において大事なものとは何かをハートフルに描いた親子の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

134
★★☆☆☆18026 んー!やっちまったなぁー!途中まで読んで、あれ?なんか読んだような気がするなぁ〜?この作家さんの『再会キャッチボール』という作品とそっくりじゃん!と、調べたら『再会キャッチボール』を加筆訂正して『はじめまして、お父さん』と改題したものだって!!う"〜っ!本屋で平積みになってたのを見かけて、ん!見たことないタイトルの作品だ!山本さんの新刊?と、なんの情報も確認しないまま買いましたが。。ありゃりゃぁ〜でも、再読気分で楽しめましたよ。ちょっとだけ旅猫リポート的な話なんですよね。2018/04/01

ゆみねこ

70
売れないライター・白銀力也に舞い込んだ仕事は、生まれたときから一度も会ったことのない実父・合馬邦人へのインタビュー。しかも力也が実子であることを承知の上での本人からの指名で。二人の旅の途中でおおよその予想はついたものの、爽やかな読後でした。軽く読めて良いですね。2018/04/23

はつばあば

63
初読みだけあってレビューを書くのが怖い。漫画の読み過ぎで娘と父親の対面かと思っていたら・・嫁さんも子供もいるオッサンに近い息子と、好き勝手に暮らしてきた父親との旅を通して腹違いの弟とであったり・・ワケアリの方達との出会いを通して・・人生には何が胸を温かくするのか。・・お金か?捨てた家族か?。ひかりの魔女もそうですが甲士さんの作品はいつも・・しまった!これ「再会キャッチボール」の改題でした‼2014・8/19読了してました(-_-;)。ボケが酷くなってきたようです( ;∀;)2018/03/15

ぶんこ

49
親子の名乗りをあげたわけではなくとも、自分の父親だとは知っていた元俳優の合馬氏からの依頼で一緒に旅をする貧しいフリーライターの力也。つかいみちに困ったお金があったとして、それを謝らなくてはならない人たちを訪ね、贈与しようと考えた合馬氏。対象の4人は皆真面目でキチンとした生活をしていて、あぶく銭のようなお金を受け取る事を良しとしない人ばかり。あぶく銭は、本当にあぶくとして知らぬ間に消えてしまう事が多いのではないでしょうか。私もいらないし、あげることもしないでしょう。とても気持ちの良い読後感。2019/08/17

じょんじょん

49
山本甲士さんは『わらの人』以来の2作目。タイトルで「ん?」どうなんだろ、と思っていましたが、読みやすく気持ちが暖かくなるハートフルストーリーでした。離別した父と再会し、昔の罪滅ぼしの旅に同行するという設定だけど、少しずつ気持ちが近づいていく様子が嬉しい。父が思った罪ほろぼしはできないわけだけど、それが却って清々しい。自分も父親と離別して20年後に再開し、さらに自分自身も家族との離別、子との20年後の再会を経験をしているだけに、心に沁みるものがありました。タイトルは旧題『再会キャッチボール』よりもいいかな2019/01/30

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