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出版社内容情報
身体を失った青年「ヨーテ」と雇われた怪力の少女「ドガ」。貴族と庶民、ちぐはぐの二人は奇蹟の「海」を目指す――。『BADDUCKS』『大好き妻だった』の武田登竜門、商業初連載となる長編ファンタジー、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
12
陽光照りつける砂漠の街から、まだ見ぬ”海”へ。未知の世界に踏み出すことを期待させるこの表紙は、眺めているだけでなんだかワクワクさせてくれる。肌にまとわりつく閉塞感を脱ぎ捨て、そして人間に戻るためのこの旅は、きっと前途多難で想像以上に過酷かもしれない。ただ、街から出たことがない孤児と、領地の外に出たことがない領主のふたりにとっては、刺激と発見に満ちた”自由”に触れることのできる、意義のある旅になることは確かだろう。期限付きの旅の果てに何が待っているのか。想像力を膨らませながら予想し、そして読み進めたい。→→2024/03/28
くろねこ文学
6
これは大好きな世界観ッ!! 貧民街、砂漠、怪物、ファンタジー。貧民街で刺されサイボーグになっちゃった貴族ヨーテと孤児の少女ドガが、海をめざして旅に出るお話。まだまだこれからだけど、いい感じに面白くなりそう。設定・絵柄と雰囲気バッチリのファンタジー世界。ヒロイン?のドガが、なんつーか肉体派っていうか、お腹ぷにぷに体型なんです。むっちりしてるんです‼で、妙に親しみが湧くのですっ(力説)今後の展開に期待だなー( ^ω^ )2024/03/21
suisei214
5
ここ最近この武田登竜門さんを作家買い また不思議な世界のお話 怪力の女のコと頭だけ生き残った青年の珍道中(?) ヨーテの兄が不穏過ぎる ドガが強くてお話に悲観はないのが救い2024/07/20
ネロ
5
この作者さんはBADDUCKSしか読んだことがなかったのですが、本屋で新刊を見つけてつい手にとってしまいました。身体を失った貴族ヨーテとその日暮らしの生活をする少女?ドガが手を組んで海を目指すというお話です。ヨーテの不憫さったらないですね!めちゃくちゃ面倒臭い機械の身体…世間知らずだし、お兄さまの存在も恐ろしかった。一方ドガのキャラクターも今まで見たことがないような、個性的でいてどこかにいそうな造形。美しも賢くもなくて、だけど逞しさが凄い。到底叶えられないようなお伽噺めいた望みの先には?2024/07/13
タマヤ
3
『BADDUCKS』が好みだったのでこちらも。貴族で金も地位もあるが、ただ自由だけがないヨーテ。一方、貧民でその日暮らしだが自由だけはあるドガ。接点のない2人が旅をする目的。襲われ瀕死のヨーテが得たのは機械の体。1人ではままならないヨーテと取引きをするドガ。金と自由、失った命を得るため海を目指す。すぐ停止してしまい、面倒なメンテナンスもこまめにしなければ生きていくことは不可能な者と無知な者の旅は前途多難だろう。なのに悲愴的ではなく、むしろ2人ならばなんとかなるという期待と高揚感。好きだこれ。2024/06/25
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