内容説明
自己評価が異常に高く、もったいぶる、そして形式的なことにこだわる。ことばだけの実行力を欠いたカッコつけ、あげくは部下の手柄を横取りする…。「上司になると困ったことになるタイプ」が大量発生したのには理由がある。短期決戦型の人材登用が自己アピールに長けたナルシストに有利にはたらくからだ。一見華のある「口先だけ」が取り柄の人物の抜擢がもたらす弊害をどう避けるか?組織を蝕み、あなたのヤル気をそぐ元凶から身を守るにはどうすればいいのか?気鋭の臨床心理士が心理学的知見を駆使し、自己愛上司にどう対処すべきかをやさしく伝授する。ビジネスマン必読の書。
目次
第1章 自己愛性パーソナリティー超人門(高すぎる自己評価;「何さまのつもりだ?」と言いたくなる人たち;「カッコイイ俺サマ」のシナリオを自作自演)
第2章 自己愛上司の行動学(みやげ物をありがたがらないと不機嫌になる;オレをうやまえ ほか)
第3章 パーソナリティー別上司図鑑(俺サマ系;淋しい系;クソマジメ系)
第4章 自己愛上司はこうして組織を滅ぼす(実行力が伴わない…タスクよりスタンドプレー;「雑用」嫌い ほか)
終章 自己愛上司にどう対処するか(残念だが、それは最悪の事態だ;自己愛上司は宇宙人だと思え―あなたの対人スキルはいっさい通用しない ほか)
著者等紹介
矢幡洋[ヤハタヨウ]
1958年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。精神病院の相談室長などを経て、矢幡心理教育研究所所長。西武文理大学講師、臨床心理士
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