出版社内容情報
『一応探偵局(ほか なんでも)』を看板に掲げ、緩めに探偵業を営むマクス。ある日彼は、暇を持て余しながら少年の頃の体験を思い出していた。それは大人達が実際に交わす言葉と、心の声がまるで裏腹に聞こえてしまったというもの。あれ以来なんとなく人を信頼しきれないまま成長したマクスの耳に、久しぶりに飛び込んできた相棒の心の声が、彼の猜疑心を優しく溶かす……。心地いい温もりが伝わる最終巻は、ページ増量にてお届けします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKO
14
一応探偵局、完結。坂田さんの絵は、シンプルな分、衰えを感じさせない。一応コージーミステリと言っていいのかな。?と思う日常の謎と、ほんわかした結末。楽しく読めた。口に出す言葉と心の中で思っていることの正反対さから人と深くつきあえなくなった最終エピソードは考えさせられる。でも、「口では調子いいことを言いながら、心は悪口」の反対のパターンもある。「口では冷たくとも心は温かい」人もいる。つきあってみて、肌で感じることだなあ。2025/07/06
しましまこ
14
最終巻、もっと読みたかったよ。2025/03/31
へへろ~本舗
6
最終巻。みんなほのぼので良かった。2025/03/19