出版社内容情報
翼の形の痣をもった少年は、皇帝に福をもたらす「福神」として仕えるはずだったーー。圧倒的な美貌を美声で「歌い手」として隋の皇帝・楊広に仕える翼だったが、楊広と彼の周囲で次々と異変が起きていく。仕え始めた当初は「暴君」である楊広を憎み、密かに陥れようと画策していた翼だったが、彼の本当の姿、皇帝としての思いを知り……。皇帝のまわりで起きる異変の原因とは? そして、隋が滅んだ理由とは? 「暴君×美少年」を描いた中華エンタメ小説の傑作。
【目次】
内容説明
翼の形の痣をもった少年は、皇帝に福をもたらす「福神」として仕えるはずだった―。圧倒的な容姿と美声で「歌い手」として隋の皇帝・楊広に仕える翼だったが、楊広と彼の周囲で次々と人が死んでいく。仕え始めた当初は「暴君」である楊広を憎み、密かに陥れようと画策していた翼だったが、彼の本当の姿、皇帝としての思いを知り…。皇帝のまわりで起きる異変の原因とは?そして、二人に過酷な試練が襲いかかる!「暴君と美少年の絆」を描いた中華エンタメ小説の傑作。
著者等紹介
千葉ともこ[チバトモコ]
茨城県生まれ。筑波大学卒業。2020年、『震雷の人』で第27回松本清張賞を受賞してデビュー。二作目の『戴天』で第11回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りらこ
25
随といえば、聖徳太子からのお手紙失礼すぎない!と怒った煬帝というイメージのみからのこの本。ナニコレ面白い!翼星という考え方。身体に翼の痣のある少年。国を亡ぼす存在なのか、それとも。少年自身の思惑と成長、周りの思惑と奸計が入り混じる。世の中を治める皇帝の視野は凡人には計り知れないのか。煬帝の最期を知りながら読み進めると辛くなりつつ、唐の時代に入ってからのシーンがちょっと好き。この作家さんの描き方が好きなのかも。また読みたい。2026/06/21
よっち
17
圧倒的な美貌を美声で「歌い手」として、隋の皇帝・楊広に仕えた美少年・翼が、彼の本当の姿、思いを知り変わっていく中華エンタメ小説。宮中で不審な死が頻発して、黒幕がいると考えて調べを進める一方、楊広の豪放磊落で知的な素顔が魅力的に描かれていて、大運河をはじめとする大事業に込められた真の狙いに触れ、その関係が少しずつ変わっていく展開で、登場人物たちも関係性が変わることでまた違った一面を見せて、周囲に誤解され追い詰められていく皇帝を、変わらず必死で守ろうとする翼と楊広の関係には忠誠を超えた熱い絆が感じられました。2026/07/28
keisuke
5
ネットギャリー。煬帝は如何にして煬帝になったのか。今まで何人か隋の小説読んだことあるから何となくは分かって、でも新鮮な物語だった。後に煬帝と呼ばれる皇帝の側に仕えたある少年から見た話。この物語では明らかに名君なのに。何かかけ違えると上手くいかないのと、死後どう呼ばれるかはやはり勝者次第。でも隋の前の陳の最後の皇帝も煬帝と諡号されていたとは知らなかった。2026/06/10
Abercrombie
4
仕える皇帝が名君となれば福神となり、暴君となれば儺神となるとされる翼星の歌い手・翼から見た隋の皇帝・楊広の生き様。ミステリ風味の宮廷陰謀劇は読み応え十分だし、楊広はじめ登場人物たちも魅力的(個人的に好きなのは沈光)。2026/07/10
しかちょう
2
千葉ともこ先生が私好みの中国歴史小説を書かれるとは知らなかった おもしろい 金庸『鹿鼎記』では康熙帝と少年の韋小宝が活躍する この本の煬帝と少年の翼は歌が上手いのだが 小宝のように暗器や軽功を使えれば 完全に武侠小説の部類やのにな どんな危機にも機転を効かせるのは大好き 故郷揚州も同じ2026/07/19




