鬼人幻燈抄―大正編 終焉の夜

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鬼人幻燈抄―大正編 終焉の夜

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575244922
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

パーティーの夜、甚夜達は希美子と溜那を助け出して南雲叡善の目論見を打破した。その後、しばらくは大きな動きもなく平穏な日々が続いていたが、叡善と配下の鬼たちは着々と反撃の準備を進めていた。マガツメに敗れてから39年、自ら進むべき道を見出した甚夜が、大正の世で得た強さを武器に“巨悪”と闘う! 大人気和風ファンタジーシリーズ第九巻。

内容説明

自らの進むべき道を見出した甚夜が、大正の世で得た強さを武器に“巨悪”に挑む!もう何も失いたくないその願いが鬼人を変える。

著者等紹介

中西モトオ[ナカニシモトオ]
WEBで発表していた小説シリーズ『鬼人幻燈抄』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

77
シリーズ9作目。叡善との決戦、そして終焉。守りたくてもその手の中から取りこぼしてきたもの。重ねてきた別れ。失ったものは大きいが、新たな出会いや初めて知った感情もあった。想いだけではどうにもならないことがあると知っても、今ある大切なものを守りたいと願う気持ちが尊い。そして、彼をまた強くしていく。流れていく時代に変わりたくないと抗う心が人の情を失うまで追い詰める。反面、時代が進み新しい技術があるから、生かされた命もある。変わらずにいたいもの、変わるからこそ得たもの。どちらもあるから難しいと思う。2023/01/25

えみ

67
生きている者すべてには背景がある。時代は儚く流れ、大正の世に流れ着いた者たちの憐憫が心揺さぶる。守りたいと願った者たちを失い続け、どれほど傷ついても尚、大切な者を慈しむことをやめず、守りたい。そう願う甚夜の感情に震えるほど感動した。昏く澱んだ戦いの地、そこにあるのは冀望でも絶念でもなく覚悟だけ。思い出や記憶にしか縋ることの出来ない、もう二度と取り返すことはできない愛しい日々を弱さの言い訳にせず、只ひたすら今を生きる。その決意が彼を今まで以上に強くする。温かなひととき、優しい時間…もう彼に失ってほしくない。2022/03/08

よこたん

47
“あの時は分からなかった。だけど歳月を重ねて初めて気付くこともある。失くしたものは多かったけれど、手に入れたものは確かにあった。” シリーズ第9巻。時折挟まれる回想に、もういない懐かしい顔を思い出し胸がきゅうとなる。奪われずとも、やがていつかはついえる命。長くを生きる鬼は、より多くの別れを胸に抱くことになる。時代が進むにつれ、敵の仕掛ける戦い方が、より陰湿で残忍になってくるのが読んでいて苦しい。守っているつもりが、これまでの沢山の出逢いに守られ続けてきたことを感じられた貴方は、もっと強くなれるのだろう。2022/05/05

y--75

34
前巻で登場した悪役との戦いが描かれる。敵の中心人物は残忍で、しかも恐るべき力を持っている。その周囲も手強い。想像に違わず、きつい展開があるのだが、敵側に付いていた者が、戦いの後に味方になるという少年漫画的な展開も。今巻のラストは、一応ハッピーエンドだが、不穏な伏線は複数残っている。2022/02/26

あっきー

29
甚夜が守る者を何とか守り切って温かい結末だった。兼臣を取り込んだのは致し方ないか。だが、吉隠の存在は不穏であるし、宗司の憎しみもどうなるのか。次巻も楽しみだ。2022/03/16

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