内容説明
『あの坂道をのぼれば』―妻子を捨て女と逃げた男の28年ぶりの帰宅。男の思いは、あの日の駅のホームに漂着する。『タンポポの花のように』―廃墟の遊園地で見つかった笑顔の死体。女性が50年待ちつづけていたものは?『走馬灯』―亡くなったはずの父を見かけた。臨終の床で父が口にしていた妄想が現実となって…。切なくも希望に満ちたラストが鮮烈な表題作ほか、3篇を収録。
著者等紹介
高田侑[タカダユウ]
1965年群馬県桐生市生まれ。法政大学卒。現在は町工場に勤務。2003年『裂けた瞳』(幻冬舎)で第4回ホラーサスペンス大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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