内容説明
春海がただよっているのは、まっくらな、星もない夜の海。ベッドのイカダは、まっくらやみの海を、行くあてもなくただよっている。どこにも島はない。どこにも、星は見えなかった。(なにがいけなかったのだろう。わたしが、なにをしたのだろう…)カンニングをもくげきしたことからはじまった“いじめ”。最初、気にもとめていなかった春海だが、いじめはエスカレートするばかり。そんなとき、ひとりぼっちのドジなゴイサギのヒナに自分を重ね合わせていくが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
玲と建
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【小2娘】わたしならカンニングしてるのを見たりいじめられてる子をみつけたりしたら先生に言ったりお母さんに言ったりすると思います。【母】小学5年生の女の子がクラスメイトのカンニングを目撃してしまったことによりいじめを受け始めるというお話。小学生の子を持つ母としてはちょっと考え込んでしまった。この本の元となった学級通信「あかさか新聞」は2011年現在も続いており赤阪先生も現役です。個人情報保護の意識が高まった昨今、この学級通信に対する保護者の捉え方は10年前とは微妙に変わってきている気がします。2011/10/11