先生と僕

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575235999
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「先生と僕」―2人が向かった書店でみかけたもの…?「消えた歌声」―推理小説研究会の仲間と行ったカラオケで…?「逃げ水のいるプール」―区民プールで働くクラスメートが…?「額縁の裏」―繁華街で無料の展覧会に誘われたら…?「見えない盗品」―ペット用品をネットで買おうとしたら…?(こわがりな大学生+ミステリ大好き中学生)×謎=名探偵。あなたのまわりのちょっとした事件。先生と僕が解決します。

著者等紹介

坂木司[サカキツカサ]
1969年東京生まれ。2002年ひきこもり探偵・鳥井とその友人・坂木司が活躍する『青空の卵』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くろり - しろくろりちよ

218
『推理小説研究会』に所属してしまったミステリに疎い大学生と、家庭教師先の風変わりな高校生。勉強では大学生が先生で、ミステリ講義では高校生が先生。二人が出くわす、日常の中の謎。雑誌にひっそりと記された電話番号、カラオケボックスから消えた女子高生、プールにあった数字の組み合わせ、ひっそりと営業される自然食品のお店、ネットの掲示板での意味不明な取引。日常の裏には、現代を象徴するような真相が。現代を蝕む犯罪という社会的テーマを背景としながらも、「すとん」と納得できる短話にまとめる手腕。完成された日常系ミステリ。2013/06/19

パフちゃん@かのん変更

189
僕はお人よしの大学生、写真のように見たものを記憶できる特技の持ち主。先生は中学一年生の少年。賢くて美形。僕が家庭教師をして、先生にはミステリーの手ほどきをしてもらっている。隼人君モテそうだけど将来怖いですね。2013/01/02

七色一味

189
読破。とことん怖がりで、推理小説内の殺人ですら恐ろしく感じるし、普通の生活の中でも常に超ネガティブシンキングな二葉くんと、中学生のくせになんだか大人びていて、そのくせ女性キラーな演技を見せる隼人くんのコンビ。この、対照的なコンビというのが、坂木司さんお得意のパターンなのかな。私的にはこういうコンビも、ちょっと食傷気味だったりして…。作品自体は日常ミステリで、テンポはいいけど薄い印象が拭えません。軽く何かを読みたいな、という時にはいいかもです。2012/02/02

おしゃべりメガネ

175
坂木さんのほんわかしつつも、切れ味するどい?探偵小説でした。派手さは控え目ながら、日常にありえなくはないひと風景をリアルに謎解いていく描写はさすがでした。大学生と中学生のコンビが主人公で、どちらも(特に中学生)少しばかり非現実的なキャラクターかなと思いましたが、ストーリー上やむを得ないかなと。どの話も掴みはオーケーなんですが、やはり中学生が探偵の設定上、あまり深堀できない感が若干残念でした。サラッと深く考えることなく、合間で読むにはベターな作品かと思います。期待感が少し大きかったので、次作に期待します!2014/08/02

エンブレムT

154
恐がりでお人好しな大学生・二葉に共感しつつ、裏路地を知り尽くした都会の黒猫のような中学生・隼人との探偵物語を楽しみました。ミステリーを楽しむというよりも、教えたり教えられたりする2人の不思議な師弟関係を楽しんだって感じの5作でした。サラサラヘアのアイドル系美少年である隼人の、シビアな腹黒さが鮮やかです♪でもその黒さは、平和な日常の中に紛れてる本当の闇に比べると、なんて温かく透明なんだろう。作中で隼人が二葉に薦めている作品は、恐がりさんにも読みやすいミステリーとのこと。さて、どれから読んでいこうかな~♪2010/08/01

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