内容説明
昭和十二年、上海、人類は初めてエイリアンからの襲撃をうけた。ところが、赤い光を明滅させながら機械のように進む敵兵に対して、海軍陸戦隊の砲撃はおろか、いかなる攻撃もまったく通用しなかったのだ。参謀本部はエイリアンに対抗するために、三体の機神―「竜神」「雷神」「風神」を製造し、榊大作、真澄公彦、白蘭化(バーレーホー)の三人にこれを託すことになったのだが…。機神兵団対エイリアンの壮絶なる戦いが今始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナハチガル
10
山田正紀さんにこんな作品があったとは知らなかった。満州を舞台にしたロボットものということでドンピシャかと思ったが、三分の一ほどで挫折。文章に魅力が感じられず、小説としての面白みを感じられなかった。柳広司さんとか深緑野分さんとかを読んだときにも思ったが、どうも登場人物たちの心性が現代人のように思えてハマれない。高校の頃だったらハマってたかなぁ。アニメの画像は懐かしいですね。『ヤマテック』とか思い出した。2022/05/01
けいちゃっぷ
4
再読。でたー、モビルスーツ。今度こそ完読するぞ。228ページ2009/08/17
魔魔男爵
2
昭和13年の上海に宇宙人来襲!宇宙人の戦闘ロボットの残骸を分析し、大日本帝国は対宇宙人専用の独立戦闘隊機神兵団を結成。全長20メートルのロボット3体のパイロットとして個性溢れる3人が集まる。機神兵団初出撃までを描く第一巻である。漫画版やアニメ版が有名なので、単純な巨大ロボットものかと舐めていたが、もちろん反日思想に溢れ、SFとしてもドンデン返しがありそうな巧い導入部である。機神兵団が作られるのが早過ぎるのは何か理由があるよな。つーか、日本より先に巨大ロボット作っていた国は、いつどこで宇宙人と遭遇したのか?2012/07/15
臓物ちゃん
1
架空戦記に…巨大ロボ!もうアイデアだけで勝ったも同然のシリーズなんだけど、何だろう山田正紀さんの小説って「すごく豪華な食材を使った薄味のスープ」というか、面白いのは面白いんだけど心を鷲掴みにするような面白さではない。設定だけで味付けされたようなスルスルーッといける素麺風のロボ戦記でした。でも白蘭花は…いいぞ!続きはまぁいいかな。2016/05/29
へいがぁ
1
本当に発端を描いた第1弾。2015/12/30