双葉新書<br> 大西瀧治郎 神風特攻を命じた男

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双葉新書
大西瀧治郎 神風特攻を命じた男

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575154566
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

内容説明

日本海軍航空隊の黎明期に航空畑へ進んだ大西瀧治郎は、太平洋戦争で真珠湾攻撃の作戦立案に関わった。その後、海軍中央で航空隊の発展に尽力し、大戦末期にフィリピンの第一航空艦隊司令長官として赴任、劣勢に立たされるなかで神風特別攻撃隊を編成することとなる。大西はなぜ、「統率の外道」とまで自虐した特攻隊を編成し、出撃を命じなければならなかったのか。太平洋戦争の最前線で苦悩した名将の生涯。

目次

第1章 海軍航空隊に喧嘩瀧兵衛あり(真珠湾を奇襲せよ;山本五十六が大西瀧治郎を選んだ理由 ほか)
第2章 特攻への道のり(初めての特別攻撃隊;クラーク基地攻撃の戦果 ほか)
第3章 特攻発令 その日の大西瀧治郎(第一航空艦隊司令長官を命ず;逼迫していた戦況 ほか)
第4章 反対する者は叩き切る(レイテ沖海戦;敷島隊の出撃 ほか)
第5章 一億総玉砕の真意(海軍軍令部次長に転出;戦争継続に身命を賭す ほか)

著者等紹介

西村誠[ニシムラマコト]
大阪市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。主に太平洋戦争や戦国時代、平安時代をテーマに編集者として活動する傍ら、国内外を問わず戦跡を巡り、文筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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森田裕之

2
神風特攻隊という異常な作戦を立案、推進したというその「肩書き」から、とにかく忌むべき愚将という印象しかなかったが、本書を読むと少し違った大西の人物像が浮かび上がってくる。『不死身の特攻兵』で触れられていた大西の考え(戦争終結のための特攻の意義)は出てこないが、レイテ防衛という限定的な目的で始まった特攻が広く採用されるに至った経緯、このような作戦を誰も止めなかった軍部や時代の「空気」と大西の苦悩・覚悟が興味深かった。あのような作戦を生んだのと同じ土壌が今の日本の組織や社会にもありうることを自戒すべきだろう。2018/03/19

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