出版社内容情報
天下に轟く秘技を見よ!
修練に生涯をささげ腕を究めた剣客たちが、命を賭した勝負の果てに見たものを、世代を越えて愛される豪華作家陣の筆が鮮やかに映し出す。
父の仇討ちを誓った兄弟が出会ったみすぼらしい道場主・辻平内を描いた「かわうそ平内」(池波正太郎)、柳生新陰流初代・石舟斎の嫡男でありながら、戦場で大怪我を負い不遇をかこった新次郎の生き様が光る「跛行の剣」(隆慶一郎)など、今や見ることも叶わぬ圧巻の奥義を贅沢に味わえる短編集。全6篇を収録。
【目次】
内容説明
修練に生涯を捧げ腕を究めた剣客たちが、命を賭した勝負の果てに見たものを、世代を越えて愛される豪華作家陣の筆が映し出す。父の仇討ちを誓った兄弟が出会ったみすぼらしい道場主・辻平内を描いた「かわうそ平内」(池波正太郎)、柳生新陰流初代・石舟斎の嫡男でありながら、戦場で大怪我を負い不遇をかこった新次郎の生き様が光る「跛行の剣」(隆慶一郎)など、今や見ることも叶わぬ圧巻の奥義を贅沢に味わえる短編集。
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年、東京浅草生まれ。新聞社の懸賞戯曲に2年続けて入賞し、それを機に劇作家に。長谷川伸に師事し、新国劇の脚本や時代小説を書く。60年、『錯乱』で直木賞、77年、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズを中心とする作家活動に対して吉川英治文学賞、88年、菊池寛賞を受賞。90年、逝去
今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年、京都府生まれ。2018年、「童神」(『童の神』と改題)で角川春樹小説賞、20年、『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞、野村胡堂文学賞、『じんかん』で山田風太郎賞、21年、「羽州ぼろ鳶組」シリーズで吉川英治文庫賞、22年、『塞王の楯』で直木賞を受賞
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年、岐阜県生まれ。早稲田大学中退。在学中の96年、『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞し、デビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、10年、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、舟橋聖一文学賞、北東文芸賞、12年、『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞。漫画原作、ゲームの企画制作にも携わる
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学在学中の78年、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年、『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞、17年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞、24年に日本ミステリー文学大賞を受賞
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917年、岡山県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。51年、『イエスの裔』で直木賞を受賞。流行作家として最晩年まで活躍し、70年には吉川英治文学賞を受賞。78年、逝去
隆慶一郎[リュウケイイチロウ]
1923年、東京赤坂生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。戦後、出版社勤務、大学講師教授などを経て、テレビドラマ「鬼平犯科帳」などの脚本家として活躍。84年、『吉原御免状』で小説家デビュー。『影武者徳川家康』など、ヒット作多数。89年、『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。同年、逝去
細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家、1963年、埼玉県生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論、執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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