PHP文庫<br> 「悪知恵」のすすめ―ラ・フォンテーヌの寓話に学ぶ処世訓

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PHP文庫
「悪知恵」のすすめ―ラ・フォンテーヌの寓話に学ぶ処世訓

  • 鹿島 茂【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • PHP研究所(2020/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569900889
  • NDC分類 951
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「すべての道はローマに通ず」などの名言を残した、17 世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌ。彼が『イソップ童話』をベースに書いた『寓話』は、フランス人的な叡智と毒が詰まった人生訓であり、マキャヴェリの『君主論』を超えるほど冷徹なものだ。
本書は、その醍醐味を、政治の話や著者の体験談などを織り交ぜながら、鋭い観察眼を通して解き明かす。
◎無知な友より、賢明な敵のほうがまし◎小さな親切は、大きなお世話である◎ペテン師をペテンにかけるほど楽しいことはない◎遠くから見ればたいした人物だが、近くから見るとろくでもない◎見かけで判断するのはよくないが、判断は見かけでしかできない……。
生きる知恵、フランス人的"賢さ"が身につく一冊。
文庫化にあたり、著者が現在の日本の政治や社会情勢について感じることを、〔後記〕として加筆。
ラ・フォンテーヌの『寓話』に趣を添えたグランヴィルの挿絵を、親本同様に多数掲載。

内容説明

「すべての道はローマに通ず」などの名言を残した、17世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌ。彼が『イソップ童話』をベースに書いた『寓話』は、フランス人的な叡智と毒が詰まった人生訓であり、マキャヴェリの『君主論』を超えるほど冷徹なものだ。本書は、その醍醐味を、政治の話や著者の体験談などを織り交ぜながら、鋭い観察眼を通して解き明かす。生きる知恵、フランス人的“賢さ”が身につく一冊。

目次

無知な友より、賢明な敵のほうがまし
働いて自分だけ豊かになりたがる日本人
人とは微差に過剰反応するものである
騙し騙されは人生にとって絶対に回避できない
たとえ飢え死にしようとも、孤高に生きる
ライオンと闘うには民主主義ではダメ
ライオンの言う「おいしい話」を簡単に信じるな
最も強い者の理屈は、つねに最も正しい
小さな親切は、大きなお世話である
わが身の不幸は、ふりかからなければわからない〔ほか〕

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
昭和24年、神奈川県生まれ。仏文学者。東京大学大学院修了。共立女子大学教授、明治大学教授を歴任。専門は19世紀のフランス文学。平成3年、『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、同8年、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、11年、『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞、16年、『成功する読書日記』(文藝春秋)で毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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徒花

119
うーん、イマイチ。ラ・フォンテーヌの寓話をモチーフにしたエッセー集なんだけど、実用書っぽいタイトルを付けたのがそもそも間違いではないか。実際は寓話をベースにエッセイストが現代日本の政治やら日本人の生活習慣やらを皮肉ったエッセイで、あからさまや嫌味や毒味ばかりで読んでいてムカムカする(それがフランスっぽいと考えてそうしているのかもしれない)。寓意を著者自らが捻じ曲げて勝手に解釈しているものも多く、だれがなんのために読むのか能くわからない本だった2020/12/30

かわうそ

27
賢さとは最終的な損得勘定をシビアに判断することができることであると言える。そのためにはフランス人のように人は皆悪人になり得るという性悪説で行動しするべきだという。要するに人を簡単に信用したら痛い目を見るということだ。というのも相手への思いやりというのは相手が誠意がある人物であれば報われるが相手が誠意のない人物であればこちらが大損することは間違いないからだ。結論から言うと、寓話のキツネのように用心深く疑い深くなることがこの混沌とした世の中を平穏に生き抜くために必要であるといえよう。2021/12/11

かわうそ

24
★★★★☆「ブヨはライオンに勝ったが、調子に乗りすぎたために自滅した。成功が失敗の原因。よくあることである。」「他人に起こった奇跡のような儲け話が自分にも起こらないはずはないと考えるのだ。自分との条件の違いというものを一切無視して…」本当に儲かる儲け話をそもそも人に話すメリットはない。ただ、甘い口説き文句に誘われて自らを破滅の道に進ませせることは愚かなことである。結局、愚かな者と賢者の最大の違いは先のことをどれだけ考えられるかに尽きる 2021/09/08

ごへいもち

14
以前お気に入りだった笑いがあまり感じられない。著者もあまりバカなことをしなくなったからかな2020/11/04

しゅー

5
★★ラ・フォンテーヌの『寓話』を読みたくなった。本書の最初の方はいい感じなんである。同じ寓話について日本人とフランス人で受け止め方が違うと言う話など興味深い。しかし途中からは著者の時事問題に対する言いっ放しの放談会が始まってしまう。そういう無責任な立場からの言いたい放題こそ、寓話で戒められていることでは?と皮肉な考えが頭をよぎる。2023/08/14

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