カラフルノベル<br> 光の粒が舞いあがる

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カラフルノベル
光の粒が舞いあがる

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569881744
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。
そうしてひとは、強くなる。

【あらすじ】
中学1年生の心愛は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのだった。しかしある日、見つめていることが少女に気づかれてしまい……。
ボクシングを通じて紡がれていく絆。絆を通じて解かれていく迷いと悩み。迷いと悩みを通じてたどり着いた、「自分がするべきこと」とは?

【もくじ】
●Chapter1:透明な壁の向こうがわ
●Chapter2:新世界
●Chapter3:世界の終わり
●Chapter4:氷の女王
●Chapter5:光の粒が舞いあがる

内容説明

あの子みたいに、強くなれたら。だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。そうしてひとは、強くなる。母子家庭でどんなことにも打ち込めない心愛。父子家庭でボクシングにしか打ち込めないこはく。対照的な少女ふたりの出会いと成長を描いた青春小説。

著者等紹介

蒼沼洋人[アオヌマヨウト]
1980年、北海道稚内市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2008年、第6回北日本児童文学賞で優秀賞を受賞。14年、『さくらいろの季節』(ポプラ社)で第4回ポプラズッコケ文学新人賞大賞を受賞、同作でデビュー。22年、『波あとが白く輝いている』(講談社)で第63回講談社児童文学新人賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

84
YA。ボクシング▽母と二人暮らしの中学1年、心愛(ここあ)は毎日がしんどかった。母は彼氏に夢中で、心愛は部活をあきらめるくらい家事が負担だし、クラスでは噂好きな友だちに不満を感じている。唯一の癒しは買い物帰りに見かけたボクシングジムでサンドバッグを叩く女の子だった。ボクサーのこはくに誘われて、心愛はボクシングジムに通うようになる▽タイトルのように煌く物語でした。「あの子みたいに強くなれたら」自分の苦しさに下を向くんじゃなくて、真っ向から立ち向かう姿がまぶしい。ストレートに胸に響きます。良本。2024.7刊2024/08/27

mike

83
児童文学だったんだ。一人親の母を少しでも楽にしようと、友達との遊びも我慢して家事を請け負っている心愛。母には彼ができ自分と会わせようとするのが気に入らない。そんな心愛の胸のもやもやを叩き潰してくれるのは、ボクシングジムでサンドバックを打つカッコいい女の子の姿だった。何故学校に行かなくてはいけないのだろう。何故親は子どもの心を軽く扱うんだろう。何故自分の気持ちを守るために戦う事ができないのだろう。思春期に差し掛かった少女が悩み、心許せる友に会い、自分に正直になろうと成長する姿を描く清々しい物語。2024/12/16

しいたけ

68
YAなのだけれど、大人が読んでも心が揺すぶられるとても良い物語だった。真っ直ぐに何かと戦っている人を見ると、自分の中にたくさんの小さな光の粒が舞い上がると主人公が言う。私たちは本を読むとき、映画やドラマを見るとき、スポーツを見るとき、確かにそんな思いで見ている。光の粒を受け止めて日々の小さな鬱屈を砕く力にしている。私の歳だと主人公の母親のことを、娘を見るような思いで切なく読んだ。綺麗で、バレエをずっと習っていて看護師になった頑張り屋なのに碌でもない男に引っかかる。母親にも光の粒が降り注ぐことを祈る。2024/09/11

ゆみねこ

64
母と2人暮らしの中学生心愛は忙しい母に代わり家事一切を担っている。しかし母は恋人との交際に夢中で心愛の気持ちは晴れない。そんなある日ボクシングジムでひとりの格好良い少女がサンドバッグに向かう姿に見惚れてしまう。思春期の少女たちがボクシングに打ち込み、自分の気持ちを守るために励む。清々しくとても良い読書が出来た。蒼沼洋人さん初読み。2025/03/12

たまきら

27
読み友さんの感想を読んで。読み終わってホント、タイトルのような気持ちです。家で、学校で、全然いいことなくて。でも、いろいろ吹っ飛ばしてくれるものが、一生懸命やってたらその日が終わってしまうようなことがあるといいよね。13歳の自分にとってそれは剣道だったし、彼女たちの場合はボクシングだし、人によっては絵画や読書もアリだと思う。まだ幼い彼らが十代の人間として生きていく最初の、「友達」関係がリアルで、ピュアで、とても良かったです。乳歯が抜けるシーン、かっこよかった。読後感のいいYA小説です。2024/10/07

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