出版社内容情報
だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。
そうしてひとは、強くなる。
【あらすじ】
中学1年生の心愛は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのだった。しかしある日、見つめていることが少女に気づかれてしまい……。
ボクシングを通じて紡がれていく絆。絆を通じて解かれていく迷いと悩み。迷いと悩みを通じてたどり着いた、「自分がするべきこと」とは?
【もくじ】
●Chapter1:透明な壁の向こうがわ
●Chapter2:新世界
●Chapter3:世界の終わり
●Chapter4:氷の女王
●Chapter5:光の粒が舞いあがる
内容説明
あの子みたいに、強くなれたら。だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。そうしてひとは、強くなる。母子家庭でどんなことにも打ち込めない心愛。父子家庭でボクシングにしか打ち込めないこはく。対照的な少女ふたりの出会いと成長を描いた青春小説。
著者等紹介
蒼沼洋人[アオヌマヨウト]
1980年、北海道稚内市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2008年、第6回北日本児童文学賞で優秀賞を受賞。14年、『さくらいろの季節』(ポプラ社)で第4回ポプラズッコケ文学新人賞大賞を受賞、同作でデビュー。22年、『波あとが白く輝いている』(講談社)で第63回講談社児童文学新人賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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