出版社内容情報
長年の学歴論争に一石を投じる!
学歴不要論など侃侃諤諤の議論がなされるのに、なぜ学歴社会はなくならないのか。誰のために存在するのか。
背景にあるのは、「頑張れる人」を求める企業と、その要望に応えようとする学校の“共犯関係”だった?
人の「能力」を測ることに悩む人事担当者、学歴がすべてではないとわかっていてもつい学歴を気にしてしまうあなたへ。
教育社会学を修め、企業の論理も熟知する組織開発の専門家が、学歴社会の謎に迫る。
【本書の要点】
●学歴は努力の度合いを測るものとして機能してきた
●ひろゆき氏の学歴論は本質を捉えている?
●日本の学歴主義の背景にあるメンバーシップ型雇用
●仕事は個人の「能力」ではなくチームで回っている
●「シン・学歴社会」への第一歩は職務要件の明確化
【目次】
第1章:何のための学歴か?
第2章:「学歴あるある」の現在地
第3章:学歴論争の暗黙の前提
第4章:学歴論争の突破口
第5章:これからの「学歴論」──競争から共創へ
内容説明
長年の学歴論争に一石を投じる!学歴不要論など侃侃諤諤の議論がなされるのに、なぜ学歴社会はなくならないのか。背景にあるのは、「頑張れる人」を求める企業と、その要望に応えようとする学校の“共犯関係”だった!?人の「能力」を測ることに悩む人事担当者、学歴がすべてではないとわかっていてもつい学歴を気にしてしまうあなたへ。教育社会学を修め、企業の論理も熟知する組織開発の専門家が、学歴社会の謎に迫る。
目次
第1章 何のための学歴か?(学歴とは何か?学歴社会とは何か?;人の価値を「評価」する? ほか)
第2章 「学歴あるある」の現在地(なぜ学歴論は人びとを惹きつけるのか?;巷の視点―学歴の効用言説 ほか)
第3章 学歴論争の暗黙の前提(学歴をありがたがるのは誰か?なぜ「ありがたい」のか?;前提(1)「労働=企業」という企業中心社会 ほか)
第4章 学歴論争の突破口(学歴を言い争っている場合ではない;ステップ1 良し悪し、唯一解探しになっていないか? ほか)
第5章 これからの「学歴論」―競争から共創へ(脱・学歴主義への一歩;「『尖り』のある人材の発掘と育成がテーマだな」? ほか)
著者等紹介
勅使川原真衣[テシガワラマイ]
組織開発専門家。1982年、横浜市生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。外資コンサルティングファーム勤務を経て2017年、組織開発を専門とする「おのみず株式会社」を設立。企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援。二児の母。2020年から乳がん闘病中。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社、紀伊國屋じんぶん大賞2024・8位)、『働くということ』(集英社新書、新書大賞2025・5位)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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