PHP新書<br> 静かな退職という働き方

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静かな退職という働き方

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569858791
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

「静かな退職」――アメリカのキャリアコーチが発信し始めた「Quiet Quitting」の和訳で、企業を辞めるつもりはないものの、出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態である。
「働いてはいるけれど、積極的に仕事の意義を見出していない」のだから、退職と同じという意味で「静かな退職」なのだ。

・言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしたくない。
・社内の面倒くさい付き合いは可能な限り断る。
・上司や顧客の不合理な要望は受け入れない。
・残業は最小限にとどめ、有給休暇もしっかり取る。

こんな社員に対して、旧来の働き方に慣れたミドルは納得がいかず、軋轢が増えていると言われる。会社へのエンゲージメントが下がれば、生産性が下がり、会社としての目標数値の達成もおぼつかなくなるから当然である。
 そこで著者は、「静かな退職」が生まれた社会の構造変化を解説するとともに、管理職、企業側はどのように対処すればよいのかを述べる。また「静かな退職」を選択したビジネスパーソンの行動指針、収入を含めたライフプランを提案する。

内容説明

今、日本に新しい働き方が広がっている。「言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしたくない」「上司や顧客の不合理な要望は受け入れない」―このような働き方に対して旧来の働き方に慣れた管理職は納得がいかず、「静かな退職者」との間に軋轢が生まれている。「静かな退職」は、非難されるべき働き方なのか、それともビジネスパーソンの「忙しい毎日」を変える福音となるのか―「雇用のカリスマ」が解き明かす。

目次

第1章 日本にはなぜ「忙しい毎日」が蔓延るのか
第2章 欧米では「静かな退職」こそ標準という現実
第3章 「忙しい毎日」が拡大再生産される仕組み
第4章 「忙しい毎日」を崩した伏兵
第5章 「静かな退職」を全うするための仕事術
第6章 「静かな退職者」の生活設計
第7章 「静かな退職」で企業経営は格段に進歩する
第8章 政策からも「忙しい毎日」を抜き去る

著者等紹介

海老原嗣生[エビハラツグオ]
サッチモ代表社員。大正大学表現学部客員教授。1964年東京生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエイブリック(現リクルートエージェント)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて雑誌「Works」編集長を務め、2008年にHRコンサルティング会社ニッチモを立ち上げる。人材・経営誌「HRmics」編集長、リクルートキャリアフェロー(特別研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんだりん

18
導入には相当なハードルがありそうだがとても面白い視点。実際大企業ではミドルシニア問題は社内の規律低下や若手のモチベーションダウンに大きな影響を及ぼしていると感じる。「静かな退職」を「制度」にして「希望制」で「厳格に」運用することができれば効果が期待できる。問題はエリート層コースを選ぶ人がどれくらいいるのか、という話。静かな退職は結局はそれをマネジメントする側に大きな負担を強いることになる。今のホワイト化のあおりを管理者が受けているのと同じ構図だ。ということで仕事のやり方や中身も一緒に変えないと駄目だ。★32025/03/26

ざちまる水産

8
「静かな退職」は、忌むべき仕事のスタンスか。それとも、時代の必然か。雇用ジャーナリストとして40年以上国内外の雇用をウォッチしてきた著者は「静かな退職」を時代の必然と捉え、労働者本人にとってのメリットのみならず、過剰なジャパニーズクオリティを戒める好機となるばかりか、「静かな退職」で企業経営は格段に進歩する、と説く。 仕事は最低限こなして生産性高く働きプライベートの充実を最優先するーーという働き方を自ら体現したい人はもちろん、そうした働き方と向き合わざるを得ない経営者やマネージャーも必読の一冊である。2025/03/23

bookreviews

5
いろいろと忖度し過剰な仕事を止めれば、生産性は上がるのはご指摘の通り。ただし、仕事内容や指示に反論するのでもなく、仕事を蔑ろにするのでもない。お荷物になってはいけない、最低限の仕事はする、周囲に節度ある態度で接する、といったことも重要性が説かれています。リーダーではないけれど、会社からは必要とされる。上司からも疎まれずに頼られる。その意味で、本書はフォロワーシップに通じるものがあると感じました。 https://bookreviews.hatenadiary.com/entry/QuietQuitting2025/04/19

源シタゴウ

5
会社内で必要最低限のことしかしないことで、家族や自分の時間を大切にする人が増えているという。そういう人たちを「静かな退職」者とみなしている。 当たり前だと思う。なぜ会社組織に人生を捧げる必要があるのか、昔からさっぱりわからなかった。 本書はの構成は前半がデータを用いて、「静かな退職」がムーブメントになっていることを紹介して、後半はいかに会社に迷惑をかけずに、静かな退職を実行するかのアドバイスとなっている。後半を見ると、やはり著者は会社側の人間だなあと感じた。変わらなきゃいけないのは会社、社会の方だ。2025/04/14

Yuichi Tomita

4
最初の方は欧米(特に欧州)の働き方を紹介しており、興味深かった。が、中盤以降の静かな退職の実践論は少し説得力が無くなっていく。 出世は狙わず与えられた仕事だけを行う「静かな退職」という考え方自体は既に存在しているものと思うが、定義付けがなされたことに意味があると思う。2025/04/08

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