出版社内容情報
「大地変動の時代」に入った日本列島で生き延びるために。「京大人気No.1講義」で名を馳せた地球科学者が、列島を襲う巨大地震を警告!
今後、東日本大震災と同じマグニチュード9の巨大地震が、三つ起こる可能性がある。震源域はそれぞれ、千島海溝と日本海溝、南海トラフ、九州・沖縄沖の琉球海溝である。本書ではこの三つの巨大地震について取り上げるほか、犠牲者最大2万3000人と推測されている首都直下地震や房総半島沖地震、2020年代に桜島や有珠山が噴火する可能性など、警戒すべき大地震を平易に解説。
●東日本大震災以降に内陸地震が増加
●千葉県直下にプレートが3枚
●関東大震災の再来と元禄関東地震
●首都直下地震――帰宅困難者800万人、避難所生活者290万人
●地震発生確率の読み方
●南海トラフ巨大地震の被害想定
●九州・沖縄沖の琉球海溝M9地震
●高層ビルを襲う長周期地震動
●日本海東縁部ひずみ集中帯の地震と津波
●M9クラスの日本海溝・千島海溝地震
内容説明
「大地変動の時代」に入った日本列島で生き抜くために。今後、東日本大震災と同じマグニチュード9の巨大地震が、三つ起こる可能性がある。震源域はそれぞれ、千島海溝と日本海溝、南海トラフ、九州・沖縄沖の琉球海溝である。本書ではこの三つの巨大地震について取り上げるほか、犠牲者最大2万3000人と推測されている首都直下地震や房総半島沖地震、桜島や有珠山が噴火する可能性など、警戒すべき自然災害を平易に解説する。
目次
第1章 東日本大震災は終わっていない(「大地変動の時代」に入った日本列島;房総半島沖地震と巨大津波、東日本大震災の拡大地震;三陸沖アウターライズ巨大地震 ほか)
第2章 国家を揺るがす西日本大震災(南海トラフ巨大地震の脅威;西日本で増える内陸地震;頻発するスロースリップ地震と地震予知 ほか)
第3章 日本海と北日本に迫る危機(四千年ぶりの地殻変動による能登半島地震;日本海の拡大とフォッサマグナの変動域;日本海東縁部ひずみ集中帯の地震と津波 ほか)
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
京都大学名誉教授、京都大学経営管理大学院客員教授、龍谷大学客員教授。1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士(東京大学)。専門は地球科学・火山学・科学コミュニケーション。ドラマチックで巧みな語り口で行なう講義は多くの学生を惹きつけ、京大人気No.1講義として知られた。YouTube「京都大学最終講義」は108万回以上再生中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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