PHP新書<br> 歴史を知る読書

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PHP新書
歴史を知る読書

  • 山内 昌之【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569854427
  • NDC分類 203.1
  • Cコード C0220

出版社内容情報

 頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代のギリシア人著述家プルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三(立派な業績や称賛に値する手柄を省略すること)に当たると言えよう――。

 歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。

 【本書で紹介している本の例】

 
●『エネルギーの人類史』 先史から現代へ変遷見渡す
●『Humankind 希望の歴史』 小社会では親切で共感力のある人が権力を得る
●『アルファフリー』 公平な者は異教徒でも望ましい
●『言志四録』 歴史で混沌を乗り切る
●『昭和天皇実録』 歴史全体を俯瞰する意義
●『徳川家康』 家康はなぜ「大坂の陣」開戦に踏み切ったのか
●『ギリシア人の物語』 美談では守れない民主主義
●『外交の戦略と志』 志の高い外交とは
●『ハイブリッド戦争』 宇宙・サイバーを通した挑発や衝突を読み解く

内容説明

頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代ギリシアのプルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三に当たると言えよう―。歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。

目次

はじめに―真実は陰気、嘘は陽気
第1章 歴史書の愉しみ方と落とし穴
第2章 歴史を俯瞰する名著
第3章 歴史上の名著
第4章 近年の歴史学の成果
第5章 現代を読み解くために

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
昭和22年、札幌市生まれ。東京大学名誉教授。専攻は国際関係史と中東・イスラーム地域研究。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員、東京大学大学院教授、明治大学特任教授などを経て、富士通フューチャースタディーズ・センター(FFSC)特別顧問、横綱審議委員長、ムハンマド五世大学特別客員教授、武蔵野大学客員教授、アサガミ顧問、兆(きざし)株式会社顧問なども務める。紫綬褒章、司馬遼太郎賞、毎日出版文化賞(2回)、吉野作造賞、サントリー学芸賞などを受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

116
人格・識見ともに心から尊敬する山内先生が紹介する75冊の本は多岐に渡る。「若い頃に駄本を読んだだけでなく、今でも歴史学者でありながら、各種小説を読み、歌舞伎文楽の類を観にいく」と卑下されているが、この懐の深さがこの先生だ。ソマリア内戦と応仁の乱の共通点を探り、吉田松陰が「日本外史」を読み間違えた史実から「ヘロドトスの悪意」を連想し、ブレグマン氏の「Humankind」で石田梅岩を思い浮かべるなど、洋の東西を越えてダイナミックに思索が拡がる。青春の日に一番感動した本が「留魂録」だったとか。分かる気がする…。2023/06/27

hiace9000

105
「未来への問いを解くカギは往々にして人類が辿ってきた経験のなかに眠っている」と著者。その確信を古今の歴史の碩学・大家の75著書が雄弁に代弁する。通読し改めて感ずるのは、正しい歴史観を偏見なく養うには、様々な国と多様なジャンルの書物に向き合う以外にないということ。混沌の現代、また不確実で先の見通せない未来を生きるための自分なりの指針を持つために歴史書を読むこと、その読み方の指南を受けた気持ち。『極楽征夷大将軍』の出典『観応の擾乱』、佐藤優・池上彰『大世界史』、吉田松蔭『留魂録』。また、読みたい本が増えた。2023/09/12

KAZOO

82
山内先生の本はみすず書房の4冊の本で読んでいるのですが、この本では最近の読みやすい本などを取り入れて幅広い読者向けの案内書になっています。しかしながら歴史を知るための本とは言いながらさまざまな分野の本が紹介されています。全部とはいかないと思いますが少しづつ読んでいこうと思っています。また最近文藝春秋から出された先生の「将軍の世紀(上下)」をなるべく早く読むようにします。2023/05/12

tamami

59
国際関係史、中東・イスラーム地域が専門の著者による、歴史書を通しての歴史の学び方、愉しみ方が、長短七十余点のレビューと共に記される。第1章の「歴史書の愉しみ方と落とし穴」、第2章「歴史を俯瞰する名著」、第3章「歴史上の名著」、第4章「近年の歴史学の成果」、第5章「現代を読み解くために」と、各章毎に多くの歴史書が俎上に載せられる。新聞や雑誌に掲載された著者の評は明快で、多くは好意的に解釈され読者を誘う言葉に満ちている。専門の中東・イスラームに関する文献からは、彼我の違いを意識させられることが少なくなかった。2023/05/01

ねこまんま LEVEL2

20
歴史を知る様々な本を紹介してくれる。日本史から世界史まで幅広く知ることの楽しさを教えてくれる。自分て知らないことだらけだなと気付かせてくれる。役立つこともたくさん知れそうなので紹介のあった本で興味あるものはこれから読んでいきたい。2023/08/20

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