PHP新書<br> おっさん社会が生きづらい

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PHP新書
おっさん社会が生きづらい

  • 小島 慶子【著】
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  • PHP研究所(2022/08発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569848563
  • NDC分類 367
  • Cコード C0236

出版社内容情報



小島 慶子[コジマ ケイコ]
著・文・その他

内容説明

「おっさんは、私だった」。アナウンサーとして活躍し、現在はエッセイストとして活動する著者は、ある経験を契機に、これまで忌み嫌っていた「おっさん的な感性」―独善的で想像力に欠け、ハラスメントや差別に無自覚である性質―が自分の中にも深く刻まれていることに気づく。この“おっさん性”は、男女問わず多くの人々に深く染みついているのではないか。本書はそんな日本社会に染みついた“おっさん性”について考察した、著者と5人の識者との対話集である。人が心を殺さねば生き延びられない“おっさん社会”から脱却するためのヒントがここにある。

目次

第1章 “おっさん的”コミュニケーションの手放しかた―清田隆之(「“おっさん”マインド」とは?;おっさんなるもの、おっさんコミュニティとどう付き合うか ほか)
第2章 なぜ日本では「女も男も生きづらい」のか?―多賀太(そもそも男性学とは何か?;男性という役割に生きづらさを感じている男性も少なくない ほか)
第3章 「愚痴ること」が開く地平線―熊谷晋一郎(まなざしの支配―多数派の視線を考える;「男性性の病理化」―かつてのおっさんは社会に適応できなくなった ほか)
第4章 “おっさん的”な分人を捨てるために必要なこと―平野啓一郎(「おっさん」は「カッコいい」の対極にあるもの?;若者文化とおっさん ほか)
第5章 日本の男性はどこへ行くのか?―上野千鶴子(上野さん、愛ってなんですか?;夫と交わした「エア離婚」 ほか)

著者等紹介

小島慶子[コジマケイコ]
1972年、オーストラリア生まれ。エッセイスト、タレント。東京大学大学院情報学環客員研究員、昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員。学習院大学卒業後、TBSに入社。アナウンサーとしてテレビ、ラジオに出演。2010年に独立後は、各メディア出演、講演、執筆など幅広く活動。2014年、オーストラリアに移住。自身は日本で働きながら、夫と二人の息子が暮らすオーストラリアとを行き来する生活を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

43
谷口さんの「おっさんの掟」にもリンクするが、著者の「おっさんOSがダウンロードされている者はみなおっさん」という定義ににやり。彼女の何も隠さない言葉は、上野千鶴子さんにそこまで言う?と言わしめるほど。同時にまだまだ迷いに満ちた彼女を、上野さんがズバッと斬るのも小気味いい。正直他の男性たちとの対談はお互い気を遣っている気が…。ぜひ先入観を持たず、男性にも読んでもらいたい。マウント取ってくるトップや、学閥のような排他的な集団は男性にとっても不快なはずだから…。2022/12/08

katoyann

26
学者や作家と「おっさん社会=家父長制社会」の問題について語り合った対談本。男性には共感する力や自分をケアする力が足りないという話は本を通して知っていたので、分かりやすい内容だった。家事育児に積極的に参加する男性ほど職場の女性に差別的な感情を抱くという社会学の研究知見は意外だったが、実感としても本音と建前があって、口では性差別反対と言いながら家ではモラハラという男性を知っているだけに、言動の不一致は起こるかと思う。意識が差別的でも家事をやっているからいいのか。モヤッとする。後は上野千鶴子の言葉が心に沁みる。2023/03/23

タルシル📖ヨムノスキー

23
この本でいう「おっさん社会」を作り出す「おっさん的な感性」とは、「独善的で想像力に欠け、ハラスメントや差別に無自覚である性質」とのこと。つまり中高年の男性だけではなく、誰もが持ち合わせる感覚と言える。いわゆるオヤジ世代だけではなくて「自分は違う!」と思った女性諸君にも手に取っていただきたい。なにせ著者の小島さん自身が、ご主人が仕事を辞めて小島さん一人で家計を支えるようになった時、あるきっかけで「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ!」的なことをご主人に言ったとか。自分を振り返りながらじっくり再読したい。2023/06/15

tetsubun1000mg

11
「おっさん社会」とタイトルをつけると目を引くのだろうけど、家父長制度や軍隊式の上位下達、昔からの古い男女の役割などの事を言いたいのだろうと感じました。 おっさん社会といえば女性には分かりやすいのかな? 今まで知らなかった分野の対談相手がいて興味深かった。 小島さんは幼年期から押し付けられた男女の役割、TV局での女性らしさの期待などがよっぽど嫌だったことは理解できた。 2022/10/05

marua

3
著者の来歴が身につまされてつらかった。まじめであれと育てられ、でもうまく順応できずそれでも女子すごろくの上がりのような職業に就き、軋みとゆがみで身を削りながら、結果夫からも凄絶に傷つけられて。露悪的な書き方になってしまうのは、吐き出して客観視して初めて乗り越えられることがあるから。いやしんどい。おっさん社会は既得権益との闘いで、中でも強者と呼ばれる男たちは特に手放したがらないのは当たり前で。強者には都合の悪い「弱者が弱者のまま尊重されることを求める思想」が広まるかは、そこをどう切り崩せるかの闘いだなと。2024/09/22

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