学校では教えてくれない江戸・幕末史の授業

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569841861
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0021

出版社内容情報

徳川幕府は朱子学のお陰で長期政権を築くことができ、その恐るべき猛毒によって滅んだ。江戸時代の常識が完全にひっくり返る一冊!

井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

鎖国政策の裏側、「生類憐みの令」の本当の理由、「忠臣蔵」のウソと真実、水戸藩に下された密命、「五箇条の御誓文」の謎。常識がひっくり返る!目からウロコの講義。教科書ではわからない「徳川300年の闇」を暴く!

目次

序章 本能寺の変が家康を変えた―なぜ徳川家康は朱子学を導入したのか?
第1章 江戸時代の始まりはまだ「戦国時代」だった!―徳川家康の天下泰平の秘策とは?
第2章 貿易国家への失敗、キリスト教の脅威―なぜ幕府は「鎖国」政策をとったのか?
第3章 戦国の後始末、平穏な江戸へ―それぞも戦国の世の中はなかなかおさまらなかった
第4章 綱吉・赤穂事件・三大改革のウソと真実―江戸中期には朱子学の毒が蔓延していた!
第5章 なぜ薩長は幕末の雄藩になれたのか―運命の分かれ道は「関ヶ原」にあり
第6章 朱子学が幕府を滅ぼした―幕府崩壊の原因は家康の「誤算」にあった!

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する。「週刊ポスト」にて連載中の『逆説の日本史』は、ベスト&ロングセラーとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

108
相変わらず痛快です。事実を骨格にして、時代背景や思想や価値観を肉付けしていく井沢節。アクの強い思い込みもありますが、何もかも言い切っちゃうあたりが相変わらず心地よかったりします。本作では、朱子学が泰平の世ならしめ、朱子学が幕府を崩壊へといざなったと結論づけています。もちろん、国家の興亡は数多のファクターが複雑に絡み合って起こるんでしょうが、朱子学という思想で江戸時代を切り取ると、学校の教科書とはひと味違う趣が感じられます。とりわけ鎖国に関する考察はなかなか。色んなifを考えてしまいました。2019/10/30

nyaoko

65
朱子学が日本を変えたと言う一冊…で良いのかな?なかなか面白かった。歴史の読み方は色んな形や視点があっていい。2019/01/29

hk

18
「対馬宗氏の渡世術が日韓分断の端緒?」「琉球二重統治体制は、江戸幕府が間接朝貢によるぼろ儲けを画策したため?」「フェートン号事件@1807年は2つの経路で討幕の要因となった。①白人=不心得者という幕府への紋切り型植え込み⇒露米からの対等な交易要求拒絶⇒業を煮やした米は砲門外交で不平等条約を押し付け②幕府は鍋島藩に罪を擦り付けた⇒佐賀藩士は最新技術を自前化して幕府への復讐の機会を待つ⇒遅まきながら彰義隊との上野戦争で参戦⇒戊辰戦争の大勢はここに決した」「忠と心中」などなど江戸時代の見方を変えてくれる一冊。2019/03/27

パラオ・スパニッシュフライ

14
井沢さんはその時代の人々の考え方を始めに解説してくれます。それがわかると人々がなぜそういう行動をして、なぜその出来事が起こったかが良く理解できます。出来事だけを羅列した学校の歴史の授業では見えてこない根底の部分がはっきりと見える本です。戦国時代の教訓を生かして朱子学を元にして作られた江戸時代。時が経ったことで世界も変わり、江戸時代の考え方が通用しなくなったことで起きた明治維新。考え方を変えた藩、変えられなかった藩の結果が色濃く示された時代でした。2021/08/20

Mirror

13
朱子学が江戸の基盤に鎮座していたんですね。新たな視点を頂きました。2019/05/02

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