出版社内容情報
創刊70周年を迎えた『暮しの手帖』の新編集長が、自身の暮らしをユーモラスに、時々まじめに綴った、ほのぼのせつないエッセイ集。『暮しの手帖』の人気連載エッセイ、一挙収録!
30年勤めた出版社を辞め、育児主夫に。京都へ家族で移住し、築100年の民家に古都と自然を満喫しつつ暮していくはずが……突然『暮しの手帖』編集長に指名され! 齢57にして東京での単身生活が始まった。
「おとうさんはね、これからお料理上手になっちゃうんだぞ」「まあまあそんなにあわてないでさ、ちゃんと落ち着いてからにしなよ」(小3の娘)
なかなか会えない子どもたちとの「ばら色の時間」、さびしいけれど神さまからの贈りもののような自分ひとりの「あま色の時間」……女優の妻のたくましさとひょうきんさ、50歳を超えて増えてきた同窓生との再会、人生の師匠たちのありがたい教え、『暮しの手帖』読者や編集部員たちとの日々を、あたたかく、ノスタルジックに描く。
澤田 康彦[サワダ ヤスヒコ]
著・文・その他
内容説明
50代で会社を辞めた育児主夫が『暮しの手帖』編集長に就任!?人生の転機をユーモラスに綴った、ほのぼのせつないエッセイ集!
目次
はじめましての朝
1 京都、そして暮しの手帖社へ(ばら色の京都のころ;『暮しの手帖』とわたしの暮らし;このかぐわしき ほか)
2 かぞくはうつろう(夏の終わりの生家で;旅する子どもたち;子どもはつらいよ ほか)
3 ふるさとどんどんちかくなる(こわい夢;本棚買いました;おかあちゃん ほか)
著者等紹介
澤田康彦[サワダヤスヒコ]
『暮しの手帖』編集長。1957年滋賀県東近江市生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒。在学中『本の雑誌』の書店配本部隊や、椎名誠「怪しい探検隊」にドレイ隊員として参加。82年平凡出版(現・マガジンハウス)に入社。『BRUTUS』『Tarzan』等の編集者、書籍部編集長を務める。本業の傍ら、執筆、映画の企画、素人短歌会主宰等々、活動は多岐にわたる。マガジンハウス退社後、フリー編集者兼育児主夫を経て、2015年『暮しの手帖』編集長に就任。妻は女優の本上まなみ。家族のいる京都と、赴任先の東京を行き来する日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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