PHPビジネス新書<br> 「米中関係」が決める5年後の日本経済―新聞・ニュースが報じない貿易摩擦の背景とリスクシナリオ

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「米中関係」が決める5年後の日本経済―新聞・ニュースが報じない貿易摩擦の背景とリスクシナリオ

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569840697
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C1234

出版社内容情報

気鋭の経済評論家が、米中対立を基軸にした世界経済の潮流と日本経済への影響&対策について、国内メディアが“ツッコまない”50の疑問に答える。

渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
著・文・その他

内容説明

2018年3月23日、トランプ米大統領によって、鉄鉱とアルミニウムの輸入制限が発動した。一方、中国は報復措置に踏み切った。両国の報復応酬から「貿易戦争」に発展すると予測する向きもあり、今後、ビジネス・投資に多大な影響を及ぼすのは必至だ。しかし、新聞・ニュースだけだと正確な情報は掴めない。そこで本書では、「知っているようで知らない」米中対立の背景と日本経済への影響について、80のQ&Aでわかりやすく解説する。

目次

序章 米中経済対立の背景を読み解く
第1章 米中貿易摩擦の真相を読み解く
第2章 北朝鮮をめぐる米中の政治対立を読み解く
第3章 中国経済の実態を読み解く
第4章 トランプの世界戦略を読み解く
第5章 米中対立から日本経済の「勝ちパターン」を読み解く

著者等紹介

渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年、『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

28
米中関係は2018年3月に鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に対してトランプ大統領の署名から始まって、その後の輸入制限や関税の報復合戦が行われている。まるで経済戦争でも行われているようである。 アメリカは中国の知財権違反でWTOに中国を提訴し、中国はアメリカに輸入制限に対する提訴を行いました。 WTOの提訴手続きは、まず二国間協議を行う。解決できないとパネル手続き、いわゆる裁判手続きに入る。そこで判断が降りても不服があれば上告する。その後判断が下されたとしても、勧告的扱いのため、対抗処置に入るしかない。2019/10/10

やす

12
「政治を知らざるもの、経済を語る勿れ」というところか。米中貿易摩擦、対北朝鮮、日米英豪印の協力など現在進行形の事柄多く今読むべし。中国からの海外企業の撤退が至難の技というのはなんとなく聞いたことがあるが、安全な撤退が香港企業への株式全売却とは笑えるような笑えないような。バブル全盛期と今の企業の時価ランキングを比べると悲しくなってくる。どの国も1枚岩でないし、メディアの表だけかすったような報道だけを鵜呑みにして国際情勢を理解するのは危うい。2018/06/25

いぬたち

6
昨今ニュースで日中の貿易摩擦が取り沙汰されているがそれに至るまでの背景や現状を深堀りして解説してくれる一冊。去年出版されたものだが米中を中心とした世界情勢の解説書の側面もあり現在でも新鮮に読むことができる。金融などの専門的な内容にも触れられているがなるだけ丁寧に解説してくれようとしてくれる点もありがたい。タイトルに記載のある5年後の日本経済にはあまり述べられていないのがちょい残念だが米中関係については十分楽しむことができた。2019/10/19

Barranco

6
政治と経済は表裏一体であり、他人事ながら改めて一国の首長は重大な責務を負っていると再認識。現代では多国間において各種スキームの取引があり、1つのアクションがより甚大な副作用を引き起こす事もあり、米中いずれも牽制や散発的な措置を取るとはいえ、ドラスティックな動きを取るのは相当慎重なはず。これら大国間による睨み合いを静観するのではなく、この間に独自の生き残る道を模索する事が我々日本に求められるものと認識。2019/01/06

トラ

6
わかりやすく経済のことが書かれており、勉強になりました。やはりアメリカ有利というのは著者に同意です。ただ、安倍政権を全肯定するような流れは、ちょっと……個人的に経済政策については金融緩和以外、かなり外してる気がするもので。ただ、全体を掴む意味で賛否あれど、掴みやすい内容なのは事実です。2018/06/14

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