出版社内容情報
誰か米大統領選のトランプの躍進を予想できたか。IS、ユーロ崩壊、中華帝国の暴走……ナショナリズムの時代の原理を二人の碩学が語る。
佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官
宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
立命館大学客員教授、外交政策研究所代表
内容説明
跋扈するIS、誰も予期できなかったトランプ現象、止まらない中国の軍拡…「歴史の終わり」どころか想定外の出来事が次々に起こる世界。その本質を理解するにはニュースの表層を追いかけるだけでなく、背後の因果・相関関係を見抜く本物の歴史的大局観が必要だ。本書では国際社会の表裏を知り尽くした二人のプロフェッショナルが、中東、中央アジア、欧州、アメリカ、中国とまさに地球を一周しながら、なぜいま世界史的な大転換期が到来しているのか、そこでとるべき日本の生き残り策は何かを鮮やかに解き明かす。世界情勢の核心が丸ごと理解できる、圧倒的な密度の一冊。
目次
第1章 ポスト冷戦の終わり、甦るナショナリズム
第2章 ISを排除しても中東情勢は安定しない
第3章 中央アジアは「第四次グレートゲーム」の主戦場
第4章 「国境のない欧州」という理想はテロで崩れるか
第5章 トランプ現象に襲われたアメリカの光と闇
第6章 中国こそが「戦後レジームへの挑戦者」だ
終章 「ダークサイド」に墜ちるなかれ、日本
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。著書に、『国家の罠』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞、『自壊する帝国』(新潮社)で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
1953年神奈川県生まれ。外交政策研究所代表。78年東京大学法学部卒業後、外務省に入省。外務大臣秘書官、在米国大使館一等書記官、中近東第一課長、日米安全保障条約課長、在中国大使館公使、在イラク大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任。2006年10月~07年9月、総理公邸連絡調整官。09年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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岡本
KAKAPO
matsu04
kawa
kawa