出版社内容情報
中国人はたとえ国が崩壊しても平気である。一方、日本人は会社がつぶれたら……。ますます不安定化する世界の中で日本人が持つべきしたたかさを、北京在住15年の作家が説く。
【著者紹介】
作家
内容説明
中国男はほぼ全員料理ができる、なぜか?中国ビジネスに絶対に向かない人とは?「中国崩壊論」が気持ちいい人は現実逃避?北京在住15年の作家が描く、「不安定で実力主義の社会」のリアル!
目次
第1章 不安定な世を生き抜け(日本人が腹黒中国人に金を積んでも学ぶべき、たったひとつのこと;崩壊慣れしている人々―日本が中国難民であふれる日;腹黒中国経済の根元を理解する)
第2章 不安定な中国社会のウラを知る(「日系販売代理店」はエサ場;どんな会社も、黒社会を雇っている;中国、環境汚染のウラのウラ;中国人の問題解決法―いやがらせ;田舎者・中国人を理解する;中国人の本質を象徴する「厚黒学」 ほか)
第3章 中国に勝った人々(腹黒中国で勝ったユニクロ)
番外編:独断と偏見による中国ビジネスに向かぬ人
著者等紹介
谷崎光[タニザキヒカリ]
作家。新卒で(株)ダイエーと中国の合弁貿易商社に貿易営業職として5年間勤務。退職後、発表した『中国てなもんや商社』(文藝春秋)は、松竹で映画化もされた。2001年から北京大学経済学部留学を経て北京在住、現在15年目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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獺祭魚の食客@鯨鯢
56
有史以来何度も国が滅び、次の統治者に財産を反古にされ続けた中国人が金への執着が特別に強い理由がよく理解できました。日本では新しい領主が財産や命を奪うことはあまりありませんでした。 中国人は信用してはならないと言われます。次のようなことを悪意を持つこと無くしている。 「トラブルがあってもうまく相手のせいにする」 「自分は手をくださない」 「ニセ情報を与えて混乱させる」 「人同士を戦わせ、疲れたすきに漁夫の利を狙う」 一つひとつが今の彼らの行動に当てはまるので驚きました。
RmB
15
私たちは自国の通貨が紙屑になってしまうことなど、理解も想像できないから、中国人のように「厚顔無恥」にはなれないのかもしれない。我々日本人にとって国が崩壊するというのははるか彼方の出来事でしかないのだと思う。しかし、中国人にとっては足元の出来事。明日またおこるかもしれないという恐怖感が、爆買いに駆り立てるのかもしれない。2016/04/13
futabakouji2
12
中国人の短期的人生プランに思わずまじかよと疑う本。中国では政治がいい加減で法もインフラも一般庶民にとっては不都合。100年も政権が安定していればマシで動乱のなかでいきるしかない。日本のように会社にいれば安定なんてできないので副業、企業、ひとりで稼げるように色んなことを若いうちからやる。しかも自分にとって得だと思うことしかしない。中国4000年の歴史や漢族の歴史なんてただの建前で金中心で生き抜くたくましさに納得。2019/02/26
檜村
11
これが中国人の生き方なのかーと思いながら読み終えた。面白かったです。もし中国人が素直に商売をすれば世界中からの信頼度は著しく高くなるだろうな。でも、これだけ崩壊した国だったら難しい気もする。2017/03/22
さいちゃんの母
11
中国に赴任された旦那に付いて中国に住んでいらした知人から中国人のズル賢さは聞いてはいたのですが。中国人を理解して書かれたこの本で何故そうなのか!がわかりました。 根本が違う!共産圏、政府の意向でどうなるか分からない。情報の大切さ、再認識。海外の土地買い占めは嫌だな❗2016/07/03
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