小学館文庫 海の闇、月の影 〈第１１巻〉

篠原千絵

小学館（1998/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 319p／高さ 16cm
• 商品コード 9784091912206
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

出版社内容情報

戦いに生き残った流水と流風。だが双子兄弟は最後の処方箋について口をつぐんだまま逝き、治療薬で能力を消し、幸福な時代に還る望みも砕かれた2人に残された道はただひとつしかなかった。月齢15・満月の夜、2人がウイルスに感染したあの海で、愛と未来を賭けた双子姉妹の最後の戦いが始まろうとしていた…。長編ルナティック・ミステリー、感動の完結編。

戦いに生き残った流水と流風。だが双子兄弟は最後の処方箋について口をつぐんだまま逝き、治療薬で能力を消し、幸福な時代に還る望みも砕かれた２人に残された道は…？長編ルナティック・ミステリー感動の完結編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ジェミジェム]

【ネタバレ注意】悲しいラスト。流水が浮かばれないと思ってしまいがちだが、本当に大変なのはこれから何もかも知られた上で世間を生き抜いていかなくてはならない流風だ。双子が二人とも死ぬことになれば安らかに眠れて救われたはず。生きるという苦しい戦いを強いられたことが、今までいろんな人の腕の中で守られて育ってきた流風への最後の試練なのだろうと思った。

2011/10/17

[labyrinth]

途中からダレが．いや決して面白く無い訳でなく，双子を題材に善悪の表裏一体的価値観を丁寧に描写しててそこはよい．よいのだけれども…ちょっと男の書き方は時代が違ってしまってるから，幼稚に見える．いやこれこそ少女漫画なんだろうか．

2012/12/16

[まちるだ]

大好きな漫画

2009/12/06