出版社内容情報
世界第二位の経済大国中国。過度な経済成長主義が横行する中国の知られざる側面について、その全貌と真相をリアルに描き出す。
【著者紹介】
金城学院大学大学院文学研究科教授
内容説明
貧富の格差の急拡大、不動産ブラックマネー、蔓延する官僚の汚職…。偽りの経済大国・中国にくすぶる、さまざまな社会の歪みや矛盾。内実に精通する著者がすべてを暴く。
目次
第１章 中国は本当に世界第二位なのか？（外資系企業に支えられている中国のＧＤＰ；史上最も貧しい「世界第二位」 ほか）
第２章 経済大国らしからぬ脆弱な社会保障基盤（多くの国民が保険に加入していない現実；「土地さえあれば食っていける時代」は終わった ほか）
第３章 人口政策で狂いだした国民の家庭環境（国民の出産にアメとムチ；「一人っ子政策」が招いた、いびつな家庭事情 ほか）
第４章 歪んだ教育像で将来が見えない若者たち（超学歴社会の熾烈な争い；「教育産業化」の功罪 ほか）
第５章 官僚、公務員の恐るべき腐敗・汚職（庶民の職権乱用と役人の腐敗・汚職；不正ともいえる官僚のグレーな行動 ほか）
著者等紹介
王文亮［オウブンリョウ］
金城学院大学大学院文学研究科教授。１９６３年、中国江西省農村部生まれ。中山大学大学院哲学研究科修士課程、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程を修了（文学博士）。長崎純心大学より論文博士号（学術・福祉）授与。中国社会科学院、九州看護福祉大学を経て、現在に至る。中国社会福祉研究会世話人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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