清涼院流水の小説作法

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清涼院流水の小説作法

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569799605
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あなたは、「小説とはこういうものだ」と思い込んでいませんか? 唯一無二の作家が語る、大胆不敵な革新的小説の書き方――。

【著者紹介】
作家

内容説明

キャラクターと人間の違いを意識しよう。長編は場面分割で書き上げる。理想の文章は3通りある。新しい小説を生み出す方法。インプットには精読が重要。スランプの乗り越え方etc…公開。

目次

小説の才能
小説家になる動機と方法
「書く」という覚悟
小説のテーマの見つけ方
小説のジャンルの問題
ジャンル越境の難しさ
小説のアイディアについて
小説の人物造形について
小説の書き方と文章について
いくつかの自作について
スランプについて
タイトルやペンネームについて
職業作家になるということ
読者について
小説の未来と今後のこと
おわりに

著者等紹介

清涼院流水[セイリョウインリュウスイ]
1974年8月9日、兵庫県西宮市生まれ。小説の既存ジャンルにこだわらない「大説家」を自称する娯楽小説作家。京都大学経済学部に在学中の1996年、『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。2011年9月にデビュー15周年を迎え、約70冊の著作がある。2009年、カナダ人マンガ家のカイ・チェンバレンと合同公式サイト「bbbcircle」をオープンし、サイト内で連載中のコミック「Teriyaki Girls」の英語ストーリーを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

13
「はじめに」で、自身について<どのような意味においても一流の小説家ではありません。それどころか、「小説家」としては、おそらく日本の文学史上、もっとも王道から 外れた道を歩く存在であると言ってもいいでしょう>と書く著者が、小説についての考えや書き方について書いています。『コズミック』、『ジョーカー』、『カーニバル』と 常人では容易に思いつかない、思いついても作品として完成させるのはほぼ出来ないものを書いてきた著者が、どういう風に書くのか興味深かったのですが、意外や意外 内容はいたって普通(続く2020/10/09

梨姫

11
小説作法と名づけているが、実際は作家の愚痴や、自分ってこんなに凄いことしているんだよ自慢が殆どで、あまり参考にならなかった。どの小説家ハウツー本でも載っているようなことは書いてある。昔、清涼院流水のシリーズを読んでいたが、確かに目新しい破天荒な設定だった。村上春樹の1Q84と著作が被って話題が掻き消えてしまったとあるが、そんなこと別に言わなくても良いのに。ただ、英語をマスターする努力は素晴らしい努力であり賞賛したく、著者のビジネス本はぜひ読みたい。2011/12/15

AoiHinata

9
ひさしぶりに、清涼院流水さんの本を読みましたー。ほぇーって思ったのは、「理想の文章を定める(美しい/読みやすい/勢い)」と「長編は場面に分割すれば書きやすい」ってとこ。あと、「作家さん自身が、ほかの言語で文章を書く」っていうのは、おんなじこと考えてたかもって思ったり。海外にも目を向ければ、70億人もいるんだもん。2012/05/15

よっぷぃ@アイコン詐欺

7
簡単にまとめると、「常識破りの作品を書いて先輩やら読者から叩かれまくってきたけど、逆境に負けず色んなこと成し遂げたオレスゲー」って感じ。小説家ならもう少し慎ましやかに語って欲しいところだけど、大説家だからこれくらいでいいのかも。自分のミッション持ってたり、視座を明らかにしてたり、ビジネス書みたいな展開だな……なんて思ってたら、この人ビジネス書もやってるんですね。内容的にまったく小説作法になってないところがまた流水らしい……なんて思うけど、まだ氏の作品を読んでなかったり。コズミックとジョーカー読んでみます。2012/06/05

なつのおすすめあにめ

7
流水を少なからず知る人からすれば、タイトルに先ずツッコミをいれている筈です。「おいおい、小説?違うやろ!大説だろーが!」、とね。しかしその違和感(謎)も読んでいくウチに解消されます。うん、ミステリ的だなぁ~。思えば僕の今年の初読了小説が「カーニバル 一輪の花」だったなぁ。激動の2011年……、今年のベスト本として十二分な作品なのではないでしょうか。僕も今年、四百字詰原稿用紙300枚を六日で書き上げて新人賞に送ったりもしました。出来れば執筆前に読み終わりたかったなぁ。バイブルですよ。コレは必読(必然、精読)2011/12/21

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