亡国の本質―日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか

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亡国の本質―日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569790923
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0030

目次

第1章 ヒトラーに「愛された」日本大使(「五月危機」と日本;ドイツ的徹底性;芽生えた日独同盟論;最初は冷淡だったドイツ;二人の異端者;武器商人ハック;国際的にいかに受け取られるのか、私にもはっきりしない;防共協定交渉の再燃;ドイツ外務省の脱落;墨の色を濃くする大島)
第2章 同盟のため奮闘せるも…(日本陸軍も軍事同盟を狙う;笠原携行案の波紋;六か条の質問;「金魚大臣」の雄弁;板垣の二枚舌か?;欧州の風雲;ミュンヘンの一時停止;役者の交代;板垣食言す;どうどうめぐりの交渉;板垣の「工作」;欧州情勢複雑怪奇)
第3章 バスに乗ってしまった男たち(四か月の短命内閣;走り出したバス;虎穴に入らずんば虎児を得ず;ヒトラーの重大決定;海相吉田善吾の苦悩;ポイント・オブ・ノー・リターン;成立した亡国の同盟)
第4章 独ソに翻弄される松岡外交(日独伊ソ四国同盟構想;冷徹なるモロトフ;四国同盟成らず;スターリンの満悦)
第5章 亡国の戦争へ(日米諒解案;我を通す松岡;独ソついに開戦す;関東軍特種演習;排除された松岡;対米戦を決定づけた一挙;奈落の底へ)

著者等紹介

赤城毅[アカギツヨシ]
本名、大木毅(おおきたけし)。1961年東京都生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)国費奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員などを経て、現在著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

8
やはりドイツ史の専門家らしくよく調べられていると感じました。ドイツ陸軍や外務省がどちらかというと、中国びいきでかなり肩入れをしていたということも初めて知りました。やはり第一次大戦の影響なのでしょうか?それをひっくり返してしまったのが、リッペントロップと大島陸軍武官であるというのが明確に書かれています。2013/05/13

月華

3
図書館 2010年10月発行。著者のイメージが小説家だったので、小説家と思ったら、研究書のようでした。結局今も昔も政治家は何も変わっていないようだと思ってしまいました。戦後の述懐が所々出てきて、政治家は戦争中でも普通に生活をしていたんだとも思いました。先日読んだ戦争関連の本を思い出して、政治家たちは国民のことを考えたことがあったのかとも思いました。昭和天皇の憂慮の記述が所々書かれていました。2013/12/17

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