出版社内容情報
人生の配役をしっかりと演じればいいんです。
人生はたかだか100年足らず。娑婆世界という舞台での配役をしっかりと演じ、いい思い出を持って、悠久の「あの世」を楽しみましょう。
金・かね・カネと血眼になっても心の隙間は埋まりません。人生の意義とか価値なんて、死ぬまでさっぱりわかりません。でも、人生劇場はあなたが主役です。大根役者ではなく、立派な名優になりましょう。
▼【主な内容】I:生まれて死んで人生は回転木馬――現世は百年、地獄は一兆六千二百億年/死んだあとの心配など無用です/莫妄想――「分からない問題」を考えるな!/人生は不完全。しっかり迷えばいいんです/怠け者は怠け者のままで最善を尽くせばいいんです/II:あなたもわたしもみんなみんな観音様――嫌いな人も憎む人も観音様です/遁れられない苦しみはしっかり苦しめばいいんです/全員が水戸黄門にはなれません/逆境は人の心を豊かにはしません/III:お浄土はわがふるさと いずれは帰る ふるさとへ――「生活の危機」と「人生の危機」を混同してはいけません/地獄の心より仏心を大切に/未来の心配なんていりません/安心してお浄土に往きましょう
●まえがき
●第I部 生まれて死んで人生は回転木馬
●第II部 あなたもわたしもみんなみんな観音様
●第III部 お浄土はわがふるさといずれは帰る ふるさとへ
内容説明
人生の意義とか価値なんて、死ぬまでさっぱりわかりません。現世にしがみついて生きるしかない現代人が失ったお浄土について考える。
目次
第1部 生まれて死んで人生は回転木馬(万葉の歌人とインド人;「わたしは地獄に行きたい」;毒矢に射られたとき ほか)
第2部 あなたもわたしもみんなみんな観音楽(死者がいちばん悲しんでいる;あなたもわたしも観音様;わたしも地獄に行く ほか)
第3部 お浄土はわがふるさといずれは帰るふるさとへ(人はなぜ生きねばならないか;世間に惑わされるな;娑婆世界という大舞台 ほか)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。65年から85年まで、気象大学校教授を務める。膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを駆使してやさしく説く語り口は、年齢・性別を超えて好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 虎山に入る