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出版社内容情報
海から陸へ、進化の一大事件をカラフルに。
38億年前に誕生した生きものが住み慣れた海から過酷な陸上へ。美しい花、多様な昆虫、恐竜と哺乳類が生まれる進化の一大事件!!
地球に生命が誕生して30数億年もの歳月が経過していた。海の中も、川の浅瀬も生物でいっぱい。いよいよ生きものたちは住み慣れた「水圏」を離れ、陸に上がろうとします。いまから、およそ5億年前のことです。そのころの地上は、岩や砂が広がるだけの不毛の大地でした。そこへ勇敢にも上陸していった植物たち、そして植物を追いかけるように上陸していく昆虫たちと脊椎動物たち……。
▼地球における生物進化史上、間違いなく一大イベントである「生物の上陸」をテーマに、カラーイラストや図版をふんだんに使って、そのドラマを再現しようとします。
▼最初に上陸した植物たちとは? なぜシダの森林は消えていったのでしょう? なぜ昆虫たちは大繁栄を遂げるのでしょうか? 最初に上陸した脊椎動物の先祖とは? 過去5億年の間に5回もあった大きな絶滅の原因はいったい何でしょうか? 「鳥」になった恐竜とはどんな生きものでしょうか? 魅惑に満ちた進化の冒険をいっしょに体験しましょう。
●はじめに
●第1章 植物たちの上陸大作戦
●《コラム》花はどのようにしてできる?
●第2章 昆虫たちの上陸大作戦
●第3章 脊椎動物たちの上陸大作戦
●第4章 絶滅が大きな進化を促した
●あとがき
内容説明
今日、私たちが地上で目にするさまざまな樹木、美しい草花、周りを飛びかう虫たち、そして動物たち。こうした豊かな生態系の出発点はいまから5億年前―地球に生物が誕生して33億年、生きものたちが住み慣れた「水圏」を離れ、陸に上がることを決意したときのこと。まずは植物、そして昆虫、脊椎動物が上陸。5億年で5度の大きな絶滅を乗り越え、たくましく進化する生物の一大イベントを活き活きと描く。
目次
第1章 植物たちの上陸大作戦(最初の挑戦者は植物;森への道 ほか)
第2章 昆虫たちの上陸大作戦(昆虫の上陸;翅ができるしくみ ほか)
第3章 脊椎動物たちの上陸大作戦(筋肉のついたヒレから足へ;上陸した脊椎動物の先祖たち ほか)
第4章 絶滅が大きな進化を促した(生きものの歴史の一つである絶滅;五回の絶滅を追う ほか)
著者等紹介
中村桂子[ナカムラケイコ]
1936年生まれ。東京大学理学部化学科卒業。同学大学院生物化学博士課程修了。理学博士。三菱化成生命科学研究所部長、早稲田大学教授、大阪大学連携大学院大学教授を経て、現在、JT生命誌研究館館長。生命科学を踏まえながら生命の歴史性に注目する知「生命誌」を提唱。『自己創出する生命』で毎日出版文化賞受賞
板橋涼子[イタバシリョウコ]
2002年奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科修士課程修了。バイオサイエンス修士。2005年よりJT生命誌研究館「表現を通して生きものを考えるセクター」スタッフ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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