出版社内容情報
「俺のそばで、その命が尽きるまで書き続けろ」
エリスには秘密がある。それは正体を隠してロマンス小説を書いていること。
けれど、いい加減結婚しなくてはと執筆活動は止まっていた。
ある夜会で連れ去られたエリスを待っていたのは暴君と名高い皇帝。
殺されるのかもと覚悟を決めるエリスだが……求められたのはサイン!?
皇帝はエリスの小説の大ファンだった!?
そのまま始まる軟禁執筆生活。冷酷でも顔がいい皇帝にエリスの筆も乗って……。
「陛下は私(の創作)にとって、なくてはならない特別な人ですわ」
血塗れ皇帝×鈍感地味令嬢、ロマンス小説から恋は始まるのか──?
内容説明
エリスには秘密がある。それは正体を隠してロマンス小説を書いていること。けれど、いい加減結婚しなくてはと執筆活動は止まっていた。ある夜会で連れ去られたエリスを待っていたのは暴君と名高い皇帝。殺されるのかもと覚悟を決めるエリスだが…求められたのはサイン!?皇帝はエリスの小説の大ファンだった!?そのまま始まる軟禁執筆生活。冷酷でも顔がいい皇帝にエリスの筆も乗って…。血塗れ皇帝×鈍感地味令嬢、ロマンス小説から恋は始まるのか―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
21
★★★★★面白かった。正体を隠してロマンス小説作家として数々の本を出版している主人公。輿入れ先を見つけるために参加した夜会にて、親兄弟全てを殺して皇帝の座につき、暴君と呼ばれるヒーローの前に連れ出される。なんと彼は彼女の小説の熱心なファンで、サインを貰うためだけに連れてこられたのだ、と始まるラブコメ。育ってきた環境のせいで、他者との関りが「首を刎ねる」か「首を刎ねない」の2択しかないガチ暴君のヒーローが、唯一の弱点である主人公の小説をダシに彼女に完全にコントロールされていたのには笑った。2024/10/26
ぐっち
17
ペンネームでロマンス小説を書いているエリスが、血塗れ皇帝に呼び出され…。ガチで冷酷非道なはずの皇帝と、創作意欲とそれ以外のスペックも素晴らしいエリスが仲良くなっていく過程が良かったです。2025/03/02
サキイカスルメ
17
正体を隠してロマンス小説を書いていた令嬢エリスが、顔の良い冷酷皇帝からサインと新作を求められ、「え!?あの皇帝がロマンス小説ファン(ガチ勢)なんですか」から始まるお話。面白かった!!皇帝ちゃんと暴君で俺様でダメな人なんですけど、コメディの面白さ、エリスが弱点すぎることで可愛くみえてくるのが良かったです。エリスに対してだけ、アホっぽいの本当に好き。エリス作品のモデルと知ったお兄さんへのお目目キラキラ対応が、面白かったです。言葉とか行動とかは俺様ヒーロー、でも絶妙に残念イケメンなのが良かった。2024/10/25
つじ みやび
8
キュンと笑いで構成された優しいお話でしたね………!恋愛ごとになると色々暴走する系のキャラクターが好きな私、大歓喜でした。 本当に!!権力とお金はあるから、これ以降もやってることはまぁまぁなんですよ!!でも!!!主人公エリスのこと、エリスが大事にしてる作品のことは本当に!!大事にしてて!!大型犬が尻尾するみたいな態度が見えてくるのが本当に可愛いし、楽しいし、この2人の絡みずっと見ていたい………!! あと陛下が本当にただのオタクで、私ニッコニコ。わかる。 そんな2人でした……幸あれ……!!2024/10/18
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