PHPサイエンス・ワールド新書<br> なぜ、歩くと脳は老いにくいのか

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PHPサイエンス・ワールド新書
なぜ、歩くと脳は老いにくいのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569779034
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0247

内容説明

「運動により、老齢マウスの神経幹細胞の分裂は劇的に活性化する」。著者の研究グループが成し遂げたこの新発見により、早歩きなどの運動が脳の老化防止に効果がある理由の一端が解明された。本書はこのメカニズムをやさしく解説するほか、脳にいい食事・悪い食事など、科学的な脳の老化防止策を簡潔に紹介。海馬研究の第一人者である著者が、無理のない新習慣を提案する。

目次

第1章 運動すると、ニューロンがたくさん増える
第2章 運動はなぜ脳の老化防止につながるのか?
第3章 認知症とは何か
第4章 脳科学全体の枠組みからみた認知症
第5章 地中海ダイエットで老化を防ぐ
第6章 ソーシャル・エンゲージメントで脳を活性化

著者等紹介

久恒辰博[ヒサツネタツヒロ]
1964年生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授。1987年、東京大学農学部農芸化学科を卒業後、同大学院農学生命科学研究科に進み、博士(農学)を取得。その後、アメリカ国立予防衛生研究所で神経再生に関する研究に従事。1999年より、研究チームを率いて、顕微鏡画像イメージングやMRIなど多岐にわたる最新技術を神経再生研究に導入し、数々の研究成果をあげる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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9
題名に惹かれて読みました。が、題名に関することの結論はイマイチ。提唱されている運動も、「保健の教科書ですか」というぐらい型にはまったものでした。やはり基本が良いということなんですかね? それにしても、なんだか残念でした。唯一の良かった点は、アルツハイマー病の仕組みについての説明ですかね。そこの説明はとても分かりやすくて、読んでよかったと思いました。たまには図書館まで歩いて行こうかな。2014/11/11

たか

5
フィジカルアクティビティ、要は少し負荷をかけた運動は海馬を活性化し、新しいニューロンを作る。 フィジカルアクティビティは、認知症防止に効果があり、鬱にもいいことが、エビデンスとして残っている。 ぜひ、継続したいものだ。2015/12/05

Humbaba

4
マウスの実験で結果が出たから、それが完全にそのまま人間にも当てはまるかといえば、必ずしもそれは当てはまらない。しかし、同じような傾向を出す可能性は高まる。また、それがわかれば次にどのような実験や調査をすれば良いかも見えてくる。一つの実験だけでは全てを明らかにすることは不可能である。しかし、それらが集まることで様々なものが見えるようになってくる。2013/06/08

ばにき

2
運動で記憶が向上するのは不思議な気もするが、運動はアセチルコリンを分泌するため、それが脳の海馬(感情、記憶の座)の歯状回に新しいニューロンを生み出すらしい。2019/12/24

Sosseki

2
年をとっても脳は代謝している2015/05/13

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