出版社内容情報
「人生に無駄な時間は一秒もない」。宝塚歌劇のスターとして一世を風靡した後、闘病生活を経て、見事に蘇生した安奈淳氏の人生ドラマ。
歌ってよし、踊ってよし、ピアノを弾かせてよし。宝塚歌劇の黄金時代を築いた名声は、退団後の彼女(安奈淳)の舞台人としての未来の豊穣さを約束していた。
▼ところが突然、彼女を病魔が襲う。病院に担ぎ込まれた時には、「あと1時間入院が遅れていたら命はなかったでしょう」と医師に言われたほど重篤な状況であった。その病気の名は、「全身性エリテマトーデス」。膠原病と呼ばれる病気の一形態とされる。安奈はこの絶体絶命のピンチから、持ち前の負けん気と努力で這い上がり、再びスポットライトを浴びるまでに回復していく。
▼――清く、正しく、美しく。これは宝塚歌劇団の創立者・小林一三翁の遺訓であるが、安奈に関して言えば、“強い”という言葉のこれほど似合う女性もいないだろう。まさに彼女は実生活においても“オスカル”であり続けていたのかもしれない。本書はまさに、不屈の魂を持った強き女性の物語である。(「プロローグ」より抜粋)
●プロローグ
●ルーツは霊山戸隠
●富岡さんは王子様!
●宝塚少女歌劇
●宝塚をゆりかごのようにして
●運命の合格発表
●清く、正しく、美しく
●いきなりやらかした大失敗!
●どないしょ、どないしょ、どないしょ
●鬼のストーン
●人知れず悩みながら
●ついに男役トップの座へ
●ベルサイユのばら
●鴨川清作との別れ
●第二の人生と母の死
●死の淵をのぞきこんだあの日
●不死鳥のごとく
●あとがき
内容説明
歌ってよし、踊ってよし、ピアノを弾かせてよし。宝塚歌劇の黄金時代を築いた名声は、退団後の彼女の舞台人としての未来の豊穣さを約束していた。ところが突然、彼女を病魔が襲う。「あと一時間入院が遅れていたら命はなかったでしょう」と言われたほど重篤な状況。病名は、「全身性エリテマトーデス」。安奈はこの絶体絶命のピンチから、持ち前の負けん気と努力で這い上がり、再びスポットライトを浴びるまでに回復していく。伝説のタカラジェンヌが示した「強く、正しく、美しい」女性の生き方。
目次
ルーツは霊山戸隠
富岡さんは王子様!
宝塚少女歌劇
宝塚をゆりかごのようにして
運命の合格発表
清く、正しく、美しく
いきなりやらかした大失敗!
どないしょ、どないしょ、どないしょ
鬼のストーン
人知れず悩みながら
ついに男役トップの座へ
ベルサイユのばら
鴨川清作との別れ
第二の人生と母の死
死の淵をのぞきこんだあの日
不死鳥のごとく
著者等紹介
北康利[キタヤストシ]
昭和35年12月24日生まれ。東京大学法学部卒業後、昭和59年、富士銀行入行。平成11年、富士証券投資戦略部長就任。その後、みずほ証券財務開発部長などを経て、平成20年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。『白洲次郎―占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞、講談社)など著書多数。関西学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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