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内容説明
異次元の扉が開き、人間の想像力から発生する怪物“グラフ”が現れる日本。その甚大なる災厄を、次元の狭間で防衛するために、次元狭界管理機構は設立された。“グラフ”と戦う戦闘員の中でも桁違いの異能を持ち、17歳にして支部のトップに君臨する笹宮銀は退屈していた。「弱者が強者を倒す」逆転劇に憧れる彼は、自分の強すぎる能力に不満を持っていたのだ。ある日、銀はある少女を見出す。それは“物体を3センチだけ動かせる”という能力の口原琴音で―『最強』が『最弱』を導くとき、真実の力が覚醒する!
著者等紹介
日暮晶[ヒグラシアキラ]
富山県出身。第二十七回ファンタジア大賞でなんと金賞を頂いたと喜びに浸っていたのも束の間、その後ほぼ全面書き直した『災厄戦線のオーバーロード』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
56
「あたしの体は、今から笹宮先輩に委ねます。なので、よろしくお願いします」第27回ファンタジア大賞《金賞》を受賞した作品。グラフィティ(能力)最強の『七式』を持つ笹宮銀がグラフィティ最弱『物質を3センチ動かせる』を持つ口原琴音を導く物語。キャラも尖ってるし設定もいいと思う……でも、文中での視点変更が異様に多すぎる!!例えば最初、琴音が語り手だったのにいつの間にか銀が語り手になっていたなど。ややこしかったし何より非常に読みづらかった。それさえ無ければいい本になっていたのにとても残念。星3つ【⭐️⭐️⭐️】2015/05/19
晦夢
20
良かった。ファンタジア大賞金賞作品。人の想像力から生まれ2.5次元から3次元に来ようとする怪物を食い止めるイレイザーたちの物語。強すぎる能力を持った主人公が弱い能力のヒロインを育てるといった教官モノ。やっぱり主人公の俺TUEEEとヒロインの成長が楽しめる教官モノは面白いな。一人称で次々と視点が変わっていく為、少し読みにくくはあった。異形の敵視点もあるのはこれ如何に。こういう作品では珍しくハーレム感があまりない作品だった、今後どうなるかは分からないけれども。次巻も楽しみ。2015/01/25
ツバサ
18
面白かった。強い主人公が弱いヒロインを育てる話。一人称がかなりの頻度で移り変わっていくから慣れない人は戸惑うかもしれないが個人的には魅力に感じました。普通は主人公やヒロイン視点で話が進むけどこの作品の様に主人公やヒロイン以外のキャラにスポットが当たるのはこういう考えなんだと分かって楽しい。雪子ちゃんと壱彦視点は中々面白かった。新奈ちゃんも悪い子だな〜 結局は全てのキャラが特徴あって好きです。2巻が早く読みたい!2015/01/26
1_k
15
半分も読めない。一人称なのに、数ページおきに視点が変わるので、いきなり「俺は」とか「わたしは」とか言われて戸惑うというか困る。誰やねんおまえ? ってなる。面白いとか面白く無いとか、内容以前の問題。まあ、内容そのものも、読めた範囲では優等生で努力家な設定なのに、特に理由もなく能力の射程距離も把握してない怠け者だったり、粗が多くて。今後に期待でしょうか。2015/02/16
クロウ
15
舞台設定やキャラ的な魅力は感じられたのだけど、ちょっと視点の切り替えが多いな。その点に多少読みにくさを感じた。とはいえ、『弱さに憧れる最強の主人公』と『元のスペックは高いのに得た能力がヘボすぎるヒロイン』が絶妙で、グラフやグラフィティの設定も面白い。よくある教官モノとは一味違う印象。少しずつ自信をつけていく琴音の心情が上手く描かれていてバトルも熱いね。水風船さんとの決闘も見てみたいので次回に期待。2015/01/23
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