出版社内容情報
仏教の教えと現代科学の知見、瞑想による心の訓練により、日々の悩みを解決し、どんな困難も乗り越える「幸せへの道」をガイドする。
内容説明
仏教と現代科学を統合し心の無限の可能性を示した幸せへのガイドブック。
目次
第1部 礎(旅の始まり;内面の交響楽;心と脳を超えて;空―実在を超えた実在;知覚の相対性;「明晰」の贈り物;慈悲―親愛の適者生存;なぜ私たちは不幸なのか)
第2部 道(バランスを見つける;ただ、くつろぐこと―最初のステップ;対象にやすらぐ―次のステップ;思考や感情に関する瞑想;慈悲―心のまん中を開くこと;いつ、どこで、どのように実践するか)
第3部 果(問題が起きたら;内なる仕事;幸福の生物学;さらに先へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
34
すべての生物の中で、自分の人生の行方を吟味して決定したり、その決定によって人生が束の間の幸福に終わるか永続的な幸福へと導かれるかを判断する能力は、人間にしか備わっていない。遺伝学的には私たちは一時的な幸福に向かいがちだ。知覚を有する生物の中で、理性や感情と生き残るための本能との関係を強化する必要性を認識する能力において人間は傑出しており、またそうすることで、自分とその子孫だけでなく、恐怖や苦痛を感じるすべての生物のための一つの宇宙を生み出し、その中で楽しく平和にすべてが共存する。2019/12/06
マガリ
23
幸福に生きる、仏教と現代科学の視点から『瞑想』の意義を知る。ありのままの感情に気づき、心を休めることが『瞑想』。この穏やかな感情に気づく意識が「心の充実」、心の休まりを感じることを「空」と呼ぶ。身体の姿勢が大切で、実践する意思が最も重要だ。呼吸に注意を向けて、短い時間で何度も繰り返すれば、「至福」「明晰」「脱概念」の感覚を経験できる。これらを体感した直後に中断すれば、物事への執着から決別する訓練となる。親愛の情や慈悲の心は、自己評価を学ぶことと同義、自分の心と向き合おう。★★★★☆2011年9月刊行2014/04/20
ミー子
6
チベット仏教の僧侶による本は初めて読んだ。瞑想についてや仏性について等々、今の私にとって、とても分かりやすく参考になる内容だった。2022/11/26
たぶんテナガザル
2
まさかオートポイエーシスのフランシスコ・バレーラと繋がっていたとは!「サーチインサイドユアセルフ」がいかに上手くマインドフルネスの実践をまとめているかがとてもわかった。新しい学びとしては、対象のない瞑想と対象のある瞑想を短い時間でも繰り返すのが大事ということ。2021/03/18
1stmotoz
2
瞑想についての考え方が変わりました。2012/02/01
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