出版社内容情報
本能寺の変勃発! この驚天動地の事態に、重大な決断を迫られた信長の息子、家臣、敵将たちの姿を共感たっぷりに描いた傑作短編集。
岩井三四二[イワイミヨジ]
作家
内容説明
本能寺の変で信長さまが―これはピンチか、はたまたチャンスか!?天正十年(一五八二)六月、驚天動地の事態に右往左往する信長の息子・信孝、家臣・滝川一益と堀久太郎、敵将・安国寺恵瓊、側室・おなべ…思わぬ出来事に接したときほど、人間の本性はさらけ出されてしまうもの。大きな岐路を前にとまどう男たち、女たちを温かい視点で描いた、共感たっぷりの連作短編集。
著者等紹介
岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年、岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒。メーカーに勤務する傍ら小説を執筆し、96年、『一所懸命』で小説現代新人賞を受賞してデビュー。98年に『簒奪者』で歴史群像大賞、2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞、『村は助くは誰ぞ』で歴史文学賞を受賞。05年、『十楽の夢』が直木賞候補になる。08年に『清佑、ただいま在庄』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キリン
14
今まで読んできた信長関連の本とちょっと違って良かった。光秀、「認知症」説はアリなのかな?2017/03/12
熱東風(あちこち)
4
本能寺の変を巡る短編集。と思いきや第5章でいきなりエッセイが入っていて少し驚いた。最初、パロディかパスティーシュなのかと訝ってしまった(余談ながら、ここで挙げられた岩井氏の考える本能寺の変の真相は、同氏作『光秀曜変』で小説として表されている)。この、半ばに唐突にエッセイを差し挟むという妙な構成を除けば、全編バラエティに富んでいて、楽しませてもらいました。取り上げる人物は本能寺の変に直接関わったわけではなく、それに翻弄されて右往左往する人々で、悲劇でもありながら妙に滑稽さが伴うのが不思議だ。2017/05/28
まさ影
3
本書は『とまどい本能寺の変』を改題した文庫版であった。 インパクトのあるタイトルに釣られて買ってしまったが、まあ、いいか。2017/01/11
アーキー
1
★★★☆☆ 722019/11/01
inhrdisk
1
○2017/05/09
-
- 和書
- みずいろの手紙