出版社内容情報
精神安定剤、睡眠薬、抗うつ薬などへの依存構造がなくならないのはなぜか? 現状を分析し「依存症の時代」を生き抜く方途を探る。
【著者紹介】
精神科医
内容説明
覚醒剤や抗うつ薬の安易な乱用はなぜ起きるのか?薬物依存の怖さがこれだけ喧伝されていながら、それでもドラッグに手を染め、「やめたくてもやめられない」状態に陥む人々が少なくないのはなぜのか?「依存症」の根底に潜む願望や幻想を生み出した現代社会の構造と問題点を、ネットやゲーム、ギャンブルへの依存などの事例も交えながら解説する
目次
第1章 違法薬物をやめたくてもやめられない人(なぜミュージシャンが違法薬物を使用するのか?;あのビートルズも… ほか)
第2章 合法薬物をやめたくてもやめられない人(深刻化する合法薬物への依存;精神不安から依存症への扉は簡単に開かれる ほか)
第3章 薬物なき依存、「ちょっとずつ依存」に囲まれた現代(嗜癖―自己破壊的行為;ギャンブル依存症 ほか)
第4章 やめたくてもやめられない人を生み出す現代社会の闇(依存症が増えた時代背景とは;アイデンティティを失い混乱する日本人 ほか)
著者等紹介
片田珠美[カタダタマミ]
精神科医。京都大学非常勤講師。広島県生まれ。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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