PHP文庫<br> 原爆の落ちた日“決定版”

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PHP文庫
原爆の落ちた日“決定版”

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  • サイズ 文庫判/ページ数 672p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569763699
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0130

出版社内容情報

原爆はなぜ落とされたのか、そしてそれが今日問いかけるものとは……。日米独それぞれの視点を交えた迫真のドキュメントの決定版。

【著者紹介】
作家

内容説明

戦争中の日本人はなんであったかを、もう一度再現してみようと構想してみた―。本書は、米・独・日の核兵器開発競争から、刻々と追いつめられる日本の状況、そして原爆が投下された「その日」までを、膨大な資料と取材によって立体的に再現したもの。原爆の悲惨さのみならず、「戦争」とは何かを根源的に問い、時代を越えて読みつがれる名著である。

目次

第1部 競争(出発―一九四一年;前進―一九四二年;展開―一九四三年 ほか)
第2部 混乱(寒さと空腹―一九四五年一月;天皇と重臣―一九四五年二月;B29と焦土―一九四五年三月 ほか)
第3部 その日(午前八時―一九四五年八月六日;閃光と暗黒―一九四五年八月六日;爆心地―一九四五年八月六日 ほか)
エピローグ(死者の列)

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
作家、歴史探偵を自称。1930年、東京生まれ。1953年、東京大学卒業。同年、(株)文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、出版局長、専務取締役などを経て、文筆業に入る。著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『昭和史1926‐1945』(毎日出版文化賞)などがある

湯川豊[ユカワユタカ]
文芸評論家、エッセイスト。1938年、新潟市生まれ。1964年、慶應義塾大学文学部卒業、同年、(株)文藝春秋に入社。『文學界』編集長、同社取締役などを経て、東海大学教授、京都造形芸術大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

り こ む ん

42
時系列にのっとり、主にアメリカと日本の核開発の経過と戦争の経過。原爆投下までのアメリカの動きと日本の降伏までの混迷。そして当日の地獄を描いた本。原爆を開発した科学者達の投下までの意見書は、目を引いた。デモンストレーション。告知投下。タラレバだけど…多分、見せられたところで、当時の日本は信じようとはせずに、国民には見せずに…同じ結果を招いたような気がするけれど、もしかしたら、もっと、もっと被害が少なくなったのかもしれない…二発目の投下は無かったかもしれないと、淡い期待をせずにはいられない。2016/08/09

トントン

17
1945年1月から8月「その日」までの日本・アメリカ・各戦場などの動向が500ページにも渡り記録されている。これにかけた膨大な資料収集と取材力に改めて恐れ入るばかり。広島以外、個人的関心は、大空襲とその前後の東京の様子。気が滅入るほど、かなり詳細・具体的に再現されている。日本の核兵器開発は鉱石不足で不成功、それはいい。愚かな精神勝利法で、どこの国も開発不可能だろうと楽観視した。「増産されたもの=法律とお金,歌わぬ音楽とシラミ 減産されたもの=物資,食糧と親切心 不明のもの=大和魂あるいは必勝の信念 」 2022/01/10

BLACK無糖好き

9
広島への原爆投下に至るまでの過程。第二次世界大戦の推移と同時進行で、裏側で繰り広げられるアメリカ・ドイツ・日本での「原子爆弾の研究」における科学者・軍人・政治家の思惑、米マンハッタン計画の進捗、徐々に運命の日が近づいてくる様子がドキュメンタリーフィルムのように描かれています。一転、原爆投下後の広島の様子は時が止まったように悲惨な状況の描写が延々と続きます。欲を言えば長崎の状況も加えて1000ページ近くの【決定版】としてほしかった。何れにせよ本書は未来永劫、版を重ねるべき作品だと思います。2015/11/27

かよ☆

8
何があったのかを正しく知りたくて読みました。膨大な資料などからまとめられていて、響くものがたくさんありすぎました。今だからわかってきたこともあって、人の愚かさに気持ちが乱されますし、5つと3つくらいの姉妹のエピソードがわたしの中で強烈に残って、いつまでも消えません。近い過去から目を背けず、もっと教訓を学んでいきたいと思います。2015/10/15

大泉宗一郎

7
原爆の落ちた日まで、日米はじめ各国の政治はどのような意思決定をしていたか、投下前に終戦にできなかったのか、そして、あの日キノコ雲の下で一体何があったのか。天皇から被爆者、日米両国の原爆開発まで、縦軸と横軸を行き交いながら、「あの日」とその後の地獄を生み出す過程が綴られる。膨大な情報量とたしかな語り口で、大作ながら一気に読了。圧倒的な読後感とともに、あの地獄絵図と呼ばれた瞬間と、いま自分の立つ地平が地続きで繋がっていることに再度気づかされる。ここで語られる「あの日」は明日のことでもあり、そのことが恐ろしい。2024/09/05

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