内容説明
福祉は誰のために、どうあるべきか?超大企業の人事マンが脱サラし、未経験で飛び込んだ福祉業界…早朝夜間保育や訪問看護、軽費老人ホームの実現等、45年にわたる挑戦の軌跡。
目次
第1章 女性が社会進出できない状況を憂いていたサラリーマン時代…「育児と仕事の両立」には長時間保育の実現が急務だ
第2章 進む高齢社会―「保育」の次は「介護」の課題解決へ 必要なのは「要介護」のための施設ではなく、「元気で長生き」するための施設
第3章 年齢、経歴、介護レベル…さまざまな立場の人が集団生活を送るために ケアハウスはすべての入居者に対して常に公平でなければならない
第4章 独居老人や老老介護の問題にも救いの手を 高齢者支援に欠かせない「訪問介護」と「居宅介護支援」
第5章 「自然豊かでも立地が悪い」という介護施設の通例を覆す アクセス至便な郊外で地域密着型トータルケアシステムを展開
第6章 福祉の未来をつくるのは「豊かな人材」 利用者の笑顔が100年後も続くためには
著者等紹介
木村都央[キムラサトナカ]
1937年生まれ。高校卒業後、日本専売公社(現在のJT)に勤務。総務部に配属され、人事労務を担当。女性の社会進出が厳しい現状を目の当たりにし、将来の少子高齢化社会に不安を抱き「社会の中からの保育支援」の必要性を痛感。41歳で早期退職して未経験の福祉業界に参入、1978年、早朝から深夜まで年中無休の私立赤塚中央保育園を開設。認可外で24年間経営を続ける。1994年に社会福祉法人「愛の会(めぐみのかい)」を立ち上げ、健康長寿の必要性を痛感し本格的に高齢者福祉業界にも参入。「ケアハウス」「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「グループホーム」「有料老人ホーム」などを多数開設。訪問介護、看護、リハビリなどのサービス事業所の運営も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。