出版社内容情報
近衛文麿、文隆親子の数奇な運命を描いた書。
「辻政信の近衛文麿暗殺計画」「近衛文麿の自殺」「近衛文隆のシベリア抑留」……近衛家への徹底取材を通して昭和史の真実に迫る!
近衛文麿・文隆父子を死に追いやった「昭和史の謎」とは──。
▼上海、東京、モスクワ、ワシントン……、大都会の中枢に仕掛けられた国際的な謀略のわな。その網の目にからめとられた首相・近衛文麿と長男・文隆は、否応なく時代の激流に呑み込まれていく。
▼【謎の一】近衛文麿はなぜ尾崎秀実やゾルゲに狙われたのか。【謎の二】日米首脳会談と「近衛爆殺計画」の謎。【謎の三】御前会議の「四方の海」が替え歌だった謎。【謎の四】天皇退位、「裕仁法皇」と決めた密議の真相。【謎の五】長男・文隆とハニートラップの謎。【謎の六】文隆からの俘虜郵便「夢顔さん」の正体は。【謎の七】抑留という名の拉致──文隆がソ連に殺された真相。
▼複雑に絡み合い錯綜する「謎」が次々に解き明かされるなかで、浮かび上がる「国際的な謀略」の実像。
▼昭和の日本を運命づけた重要事件に新資料を駆使して挑む、著者渾身のノンフィクション。書き下ろし、一挙650枚!
●序章 ソ連共産党政治局国防委員会
●第一章 近衛文麿はなぜ尾崎秀実やゾルゲに狙われたのか
●第二章 日米首脳会談と「近衛爆殺計画」の真相
●第三章 御前会議の「四方の海」が替え歌だった謎
●第四章 天皇退位、「裕仁法皇」と決めた密議の真相
●第五章 長男・文隆とハニートラップの謎
●第六章 文隆からの俘虜郵便「夢顔さん」の正体は
●第七章 抑留という名の拉致 ――文隆がソ連に殺された真相
●あとがき
●参考文献
内容説明
近衛文麿・文隆父子を死に追いやった「昭和史の謎」とは。上海、東京、モスクワ…大都会の中枢に仕掛けられた国際的な謀略のわな―昭和史を運命づけた重要事件に新資料を駆使して挑むノンフィクション。
目次
序章 ソ連共産党政治局国防委員会
第1章 近衛文麿はなぜ尾崎秀実やゾルゲに狙われたのか
第2章 日米首脳会談と「近衛爆殺計画」の真相
第3章 御前会議の「四方の海」が替え歌だった謎
第4章 天皇即位、「裕仁法皇」と決めた密議の真相
第5章 長男・文隆とハニートラップの謎
第6章 文隆からの俘虜郵便「夢顔さん」の正体は
第7章 抑留という名の拉致―文隆がソ連に殺された真相
著者等紹介
工藤美代子[クドウミヨコ]
昭和25年(1950)東京生まれ。ノンフィクション作家。ヴァンクーヴァーのコロンビア・カレッジを卒業後、カナダ在住。平成3年(1991)『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞受賞。平成5年(1993)帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムカルナス
若黎
海
兵衛介