出版社内容情報
一般に関心が高まってきている、臨床哲学と公共哲学を中心に、応用倫理の基本的な考え方、応用倫理の目指す方向についてなど解説。
内容説明
宇宙船地球号の操縦マニュアルはあるか?テーマ主義で重要ポイントがよく理解できる!
目次
序章 なぜ応用倫理学を学ぶのか
第1章 情報社会と情報倫理
第2章 医療情報と情報倫理
第3章 生命倫理と自己決定権
第4章 市場社会と生命倫理
第5章 性と愛と家族の倫理
第6章 市民社会と技術倫理
第7章 技術の発達と動物倫理
第8章 グローバル化とビジネス倫理
第9章 自由主義と環境倫理
第10章 民主主義と合意形成
著者等紹介
浅見昇吾[アサミショウゴ]
上智大学外国語学部教授(兼上智大学生命倫理研究所所員)。1962年生まれ。慶應義塾大学文学研究科後期博士課程単位取得退学。研究テーマは、生命倫理、脳神経倫理、社会哲学
盛永審一郎[モリナガシンイチロウ]
富山大学大学院医学薬学研究部教授(哲学)。1948年生まれ。東北大学大学院文学研究科中退。研究テーマは実存倫理学、応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はぎはぎ
3
応用倫理学で扱われるテーマが章ごとにまとまり、章内のトピックは見開き2ページで完結する。つまり、個々のトピックについてはそこまで深いところまでは立ち入らないので、これだけでしっかり学習というわけにはいかない。ただ、問題の所在と、その問題について考える際の基本的なポイントや背景思想が押さえられるのは便利である。参考書籍も適宜挙げられているので、教養から専門へと進む橋渡しとしてよさそうである。ページ当たりの字数が多いのと、上記のような性質のため、読み通すというよりは必要なところを参照するのがよいか。2022/02/14
もちねこLv.4
0
現代の実践倫理的問題がまとまってる。レポートのネタ探しによいかも。2017/02/17