出版社内容情報
希代の名編『夜間飛行』、待望の新訳。
郵便飛行事業の草創期、過酷な夜への飛行に挑み続ける路線開拓者の苦悩と希望を描いた、サン・テグジュペリの名作が新訳で登場。
「彼らは幸福だ。なぜなら彼らは自分のしていることを愛しているからだ。そして彼らがそれを愛するのは、ぼくが厳格だからだ」
▼郵便飛行事業の草創期に、ただ一人、揺るぎない信念をもって、夜に向けて飛行機を放つ社長のリヴィエール。その信念は、たとえ若きパイロットたちが夜の底へと沈んでいってしまっても、決して曲げられたりしない。
▼ランプに照らされた食卓、あたたかい寝床、美しく心優しい妻。それら全てを後にして、兵士が戦いに赴くように夜の空へと飛び立ってゆくパイロットのファビアン。
▼穏やかな日々のなか、幸せに生き続けられるはずを、一体、何のために、彼らは孤独で過酷な戦いにその身を投じるのか。
▼全てに優先される「行動」とは何なのか。
▼誰も行かない道を切り開いていく男の苦悩と希望を描いた、サン=テグジュペリの名作が、新訳で登場。
内容説明
郵便飛行事業の草創期、夜間の運航は常に危険をはらんだ命がけの任務であった。己の全てを賭け、夜間飛行の指揮を執る厳格な社長のリヴィエール。そして嵐の中、ただ一つの光を求めて死闘を続けるパイロットのファビアン。夜に戦いを挑み続ける男たちの一夜を追った、苦悩と希望の物語。
著者等紹介
片木智年[カタギトモトシ]
高知県生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専攻は、フランス古典文学、おとぎ話論。パリ第三大学博士課程1989年修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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