出版社内容情報
小売業のための新しいマーケティング手法。
いま小売業を中心に注目されている、限られた地域内での特定顧客をターゲットとした新しいマーケティング手法を豊富な事例とともに解説。
モノの売れない時代になった。これまでのように単に魅力的な品ぞろえや売り手側の一方的な販売促進だけでは太刀打ちできない状況が到来している。そこで注目されているのが、マイクロマーケティングである。いわゆるマクロのマーケティングが、大多数の消費者を対象に大規模な販促で大量販売を目指すのに対し、マイクロマーケティングは「限られた商圏内の標的顧客に狙いを定め、持続的な需要を創造していく」ものである。
▼マイクロマーケティングで最も重要なのは、「商品中心」から「顧客中心へ」という考え方の転換である。従来から顧客満足という言葉はあるが、ここでは顧客のライフスタイルにまで踏み込んだより戦略的な展開が必要になる。
▼本書では、こうした視点からマイクロマーケティングの実践法をわかりやすく解説する。具体的な戦略事例も多数紹介してあり、現場ですぐに役立てることができる。まさに「売れない時代」の救世主となる一冊である。
内容説明
成熟社会を迎えた今日、単に魅力的な品ぞろえや売り手の一方的な販売促進だけではモノが売れなくなった。そこで注目されているのが、限られた商圏内の標的顧客に狙いを定め、持続的な需要を創造していくマイクロマーケティングである。小売業の救世主として期待されるこの新手法をいち早く紹介。具体的な戦略事例も多数掲載し、実践ですぐに役立つ一冊。
目次
第1章 小売業のマイクロマーケティングの基本知識
第2章 マイクロマーケティングにおける統合戦略の実際
第3章 立地および商圏の設定による業態の出店戦略(Location & Store Development)の視点
第4章 商品化政策を推進するライフスタイルアソートメントの実施視点
第5章 インストアマーケティングの戦略的展開の視点
第6章 ロイヤルティマーケティングへの取り組み
終章 消費環境の変化とマイクロマーケティングの方途
著者等紹介
鈴木豊[スズキユタカ]
流通サイエンス研究所主宰。流通政策研究所(理事長 早稲田大学名誉教授・宇野政雄)において、小売業態や店頭活性化手法の研究を担当。同研究所の理事を歴任した後、1991年に独立。流通サイエンス研究所を設立し、現在に至る。淑徳大学兼任講師および販売士検定委員などを担当。小売業の業態開発のプロデュースからマーケティング戦略の策定といった専門的研究やコンサルティングを行なう傍ら、消費財メーカーの流通チャネル戦略に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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