出版社内容情報
「オバマの勝因はWeb2.0」「レーガンはなぜ愛され続けるのか」。日本人には見えていないアメリカ政治の深層を読み解く渾身の作。
反米か親米か、本書を読まずには語れない!
アメリカの弁護士の好きな言葉に、Our Town,Our Court,Our Lawyer(われわれの町、われわれの法廷、われわれの法曹)というのがある。さらに、その次に、Our Justice(われわれの正義)とつなぐこともある。日本人にしてみれば、なんと傲岸な、と思うかもしれないが、その昔、移民たちがアメリカにやってきて自分たちで町をつくり、ルールをつくり、保安官を雇い、治安を守ったのだという自負がそうさせるのである。その考えは当然、政治に反映される――。共和党と民主党、この二大政党は国民の対立する主張の受け皿であり、アメリカ人が譲ることができない正義、つまり自由と民主主義(その原理である平等)に対する考え方の違いを表している。中絶と銃規制が、なぜ大統領選挙において大きな争点となるのか? なぜならアメリカ人にとって、自分たちが生きていくうえでの信条にかかわる重大問題だからなのである。本書を読まずしてアメリカ政治を語ることなかれ。
●第一章 アメリカ人の正義
●第二章 アメリカ精神の源流
●第三章 アメリカ外交の系譜
●第四章 アメリカを動かしているのは誰か
●参考文献目録
内容説明
アメリカの弁護士の好きな言葉に、Our Town,Our Court,Our Lawyer(われわれの町、われわれの法廷、われわれの法曹)というのがある。さらに、その次に、Our Justice(われわれの正義)とつなぐこともある。日本人にしてみれば、なんと傲岸な、と思うかもしれないが、その昔、移民たちがアメリカにやってきて自分たちで町をつくり、ルールをつくり、保安官を雇い、治安を守ったのだという自負がそうさせるのである。その考えは当然、政治に反映される―。本書はアメリカ人の行動原理を解明した異色の入門書である。
目次
第1章 アメリカ人の正義(コーヒーで火傷して三億円の賠償請求;弁護士はなんのために企業を訴えるのか ほか)
第2章 アメリカ精神の源流(民主と共和、二つのアメリカ;仕事にいそしむのは救われる証 ほか)
第3章 アメリカ外交の系譜(政府が社会に介入しだした;世界に目を向けはじめたアメリカ ほか)
第4章 アメリカを動かしているのは誰か(アメリカ大統領は世界一の権力者か;アメリカ社会に根を張る「鉄の三角形」 ほか)
著者等紹介
吉原欽一[ヨシハラキンイチ]
1954年東京生まれ。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士後期課程退学。現在、社団法人アジアフォーラム・ジャパン専務理事。91年、中国国務院直属で、国際関係分野では中国最大級のシンクタンク、中国現代国際関係研究院に日本人初の客員研究員として迎えられる。2006年より上海華東師範大学名誉教授。またジョンズ・ホプキンス大学ポールニッツ高等国際問題研究大学院客員研究員を務めるなど、米国、中国の政治関係者に幅広い人脈をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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レコバ
羽生沢
yuichi0613