出版社内容情報
「武士道」を説いた敬虔なキリスト教徒――新渡戸が遺した名著の現代語訳版。人生を前向きに生きるための日々のことばがいまよみがえる。
「武士道」を説き、世界に知らしめた新渡戸稲造。しかし、彼の活動は幅広い。教育者、農政学者、クェーカー教徒としても知られ、日本の思想界に大きな影響をおよぼした人物である。では、氏がなぜそれほどまでに幅広く、しかしながら力強い活動をすることができたのか。それは、人生の奥底に「ぶれないもの」が存在していたからにちがいない。そして、その新渡戸の心底にあるものを反射したものが、幻の名著『一日一言』である。この良書は、新渡戸が、一般の人々、まだまだ本を読みなれていない人にも読んでもらうことを企図してつくったものである。ゆえに、戦国武将から思想家まで、歴史上の人物の格言なども紹介している。本書<新訳本>発刊にあたって、『武士道』の現代語訳をした訳者・岬龍一郎氏が懇切丁寧に訳を施した。合計366日、順境にある人は日々の自戒のために、不遇にある人はその不遇で心が折れそうになったときに、本書の扉を開いてほしい。
●一月 初めの一歩 他
●二月 心は隠すことができない 他
●三月 中根東里の壁書(1) 他
●四月 蘇生 他
●五月 我を捨てる 他
●六月 雑草の中の薬草 他
●七月 思い立ったが吉日 他
●八月 永久に勝つ人 他
●九月 恩というもの 他
●十月 金とのつきあい方 他
●十一月 有罪と無罪 他
●十二月 「怨」と「恵」 他
内容説明
心の折れない人間になる。世界的名著『武士道』を世に送り出した著者による幻の大ベストセラーを復活。毎日のわずかな時間で自己啓発ができる!日々の積み重ねが人生を大きく変える!わかりやすい新訳で読む古典の名著。
目次
初めの一歩
決心の持続
決心の実行
日頃が大切
虚心
足るを知る
意志は運命を拓くもと
決心の妨げ
天を恨むな
感謝の念の力〔ほか〕
著者等紹介
岬龍一郎[ミサキリュウイチロウ]
1946年生まれ。作家・評論家。早稲田大学を経て、情報会社・出版社の役員を歴任。退職後、著述業のかたわら、人材育成のために「人間経営塾」を主宰。国家公務員・地方公務員幹部研修、大手企業研修などの講師を務め、「人の上に立つ者の人間学」を説いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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