内容説明
今、企業は片時も息を抜けない状況に直面させられている。世界を巡るマネーが、虎視耽々と買収を狙っている。社会の見る目も厳しくなっている。合併・統合しても成功は3分の1。なくならない不祥事。社外取締役を入れるべきか。企業理念をいかに実現するか。日本電産・JFE・KDDI・三井物産などなど、奮闘する各社の姿を取材する。
目次
第1章 新たな挑戦を受ける会社
第2章 大買収時代を生きる条件
第3章 合併・統合、成功の条件
第4章 優れた経営体制を求めて
第5章 会社を社会に開く
第6章 グッド・カンパニーを目指して
第7章 あなたの会社は大丈夫?そして、あなたは?
著者等紹介
安井孝之[ヤスイタカユキ]
1957年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部卒業、東京工業大学大学院化学環境工学専攻修了。日経ビジネス記者を経て、88年、朝日新聞社入社。東京経済部、大阪経済部で流通、不動産、自動車、財界などの産業界や通産省(現経産省)、大蔵省(現財務省)を担当。東京経済部次長を経て、05年から編集委員。企業経営や産業政策を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
6
お金を出したからと言って、それだけで相手の会社を変えるわけではない。確かに株式だけを考えればお金で変える部分はあるのは事実といえる。しかし、いくら株式を購入してもその後の関係がうまくいかないような買収は効果が薄い。そうならないようにするためには相手との関係が重要になる。2017/08/26
shiojojo
2
変化の早い時代に置いて必要なことは情報と決断だと感じた。ただし、この情報というのはインターネットでググッて出てくるような情報ではなく、現場の意見という意味だ。失敗している会社は、現場の意見が曲が伝わっている。そうすることで、現場もやる気をなくす。また、決断する為には知性をつけなければいけない。知性がなければ粉飾や改竄が行われる。知性をつける為には自分の領域だけでなく、色々なものに触れ、世間を知る必要がある。私は経営者ではないが、色々なものに手をつけ、頭が凝り固まらない知性を磨こう。2020/05/25
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