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内容説明
米国流の「成果主義」によって我々が失ったものとは―。“MBA的な経営”が損なったものを検証し、“人が自然に育つ環境”を模索する。
目次
1の章 現代の働き方に見る問題点
2の章 計画至上主義の功罪
3の章 人を育てる時代から人が育つ時代への模索
4の章 生命現象から組織体を考える
5の章 未知なる能力をどう発掘するか
終章 居心地のよい生活空間と職場へ
著者等紹介
荒井千暁[アライチアキ]
1955年、静岡県生まれ。新潟大学医学部卒業。東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士。東京大学医学部附属病院物療内科を経て、日清紡(株)健康管理部長、同社統括産業医。専門は呼吸器病学、アレルギー学。現在は、就労と健康を考える労働衛生・産業医学分野に重点を置いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ookumamasa
0
1995年以降日本の企業に導入された成果主義の負の側面。介護現場でも人事制度が整備され目標管理が導入され「キャリアパス」が整備され・・・・、同じ失敗の轍を踏みそうな危機感から読んでみた。具体的な解決策はなかなかだが、荒井氏の他の著作『職場はなぜ壊れるのか』などと併読することをお勧めします。「成果主義」に象徴される時代の流れがいかに日本企業の職場を壊してしまったかの深い反省の上に、人が育つ環境づくりは始まる。2012/05/18
うこん
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成果主義導入により、自分さえ良ければ、言われなければやらない、といった人が増えたことに警笛をならす。グローバル化社会を生き残るには、お互いに教育し、成長し合わなければいけないと説いている。全くの同感である。ただし、そういった危機感を持った人しかこの本を手に取ることは無く、この本の中でダメな対象となっている人にこそ読んでもらいたい一冊である。2011/01/12