出版社内容情報
「美人」と「美女」はどう違う? 秋田や新潟には本当に美人が多いのか? 題材として取り上げにくい「美人」についての考察に、あえて挑む。
賛否の両論を巻き起こした問題の書『美人論』から17年。再び挑む、美しい人とそうでない人の研究。
なぜ日本人は、女性のうなじや脚首に魅力を感じるのか? 小野小町はほんとうに「美人」だったのか? 不美人ほど不倫をすると言われた理由は? 「秋田美人」「新潟美人」が生まれた深い事情とは? ミス・ユニバースとK-1の共通点とは?……
フェミニストとの心理戦の裏話や、美人の研究を始めるきっかけとなった自らのコンプレックスなど、美人研究にまつわるさまざまな豆知識やこぼれ話を紹介する1冊。
楊貴妃からかぐや姫、ミス・ユニバースに女子大生、さらにはアニメの美少女キャラまで、古今東西の資料に基づき、「美人」「美女」ついでに「美男」について、マジメに深く深く考察します。人はほんとうに「見た目」がすべてなのか?
内容説明
美しい人とそうでない人の研究。賛否の論争を巻き起こした問題の書『美人論』から十七年。美人、美女、ついでに美男にまつわる、マジメで深い分析と考察。
目次
1 「美人」という言葉に、まどわされ
2 誰がいちばんきれいなの
3 かしこい女、それともきれいな女
4 「美人」東西物語
5 「美人」今昔物語
6 男もはたして顔なのか
終章 ブスをブスと言って何が悪い!
著者等紹介
井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都市生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター勤務。専門は風俗史、風俗評論。処女作『霊柩車の誕生』(朝日新聞社)が話題となり、続く『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、講談社学術文庫)でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』(文藝春秋)で文芸選奨文部大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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