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おとぎ話の生物学―森のキノコはなぜ水玉模様なのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569691855
  • NDC分類 388
  • Cコード C0045

出版社内容情報

おとぎ話に隠された謎を生物学が解明する。

おとぎ話や昔話に隠されたさまざまな謎。あっと驚く事実を生物学・植物学の視点から解き明かす刺激満点のサイエンス読み物。

「桃太郎が鬼退治に出かけたのは、じつはモテるためだった!」

▼「浦島太郎は、竜宮城で身長68メートルの巨人になっていた!」

▼だれもが一度は読んだり、聞いたりしたことがあるおとぎ話や昔話――当たり前のことと思っていた事実を詳細に科学的に検証していくと、意外な真実がわかってきた!

▼生物学・植物学を駆使してその謎に迫る刺激満点のサイエンス読み物。

▼1 桃太郎はどうして鬼退治に出かけたのか?

▼2 ウサギはなぜカメに負けたのか?

▼3 竜宮城はどこにある?

▼4 森のキノコはなぜ水玉模様なのか?

▼5 オオカミなんか怖くな

●第一夜 桃太郎はどうして鬼退治に出かけたのか? 
●第二夜 ウサギはなぜカメに負けたのか? 
●第三夜 竜宮城はどこにある? 
●第四夜 森のキノコはなぜ水玉模様なのか? 
●第五夜 オオカミなんか怖くない? 
●第六夜 スズメのお宿はどこにある? 
●第七夜 タヌキは本当に化けるのか? 
●第八夜 カチカチ鳥の正体は? 
●第九夜 本当にキリギリスが悪いのか? 
●第十夜 ジャックと豆の木は天に届いたのか? 
●第十一夜 世界で一番大きい生き物はなに? 
●第十二夜 カキの種に価値はあるのか? 
●第十三夜 かぐや姫はなぜ竹

内容説明

昔話・おとぎ話に隠された意外な真実にびっくり。さあ、眠れぬ十三夜のはじまりはじまり。

目次

桃太郎はどうして鬼退治に出かけたのか?―桃太郎
ウサギはなぜカメに負けたのか?―ウサギとカメ
竜宮城はどこにある?―浦島太郎
森のキノコはなぜ水玉模様なのか?―白雪姫
オオカミなんか怖くない?―三匹の子豚
スズメのお宿はどこにある?―舌切り雀
タヌキは本当に化けるのか?―キツネとタヌキの化けくらべ
カチカチ鳥の正体は?―かちかち山
本当にキリギリスが悪いのか?―アリとキリギリス
ジャックと豆の木は天に届いたのか?―ジャックと豆の木
世界で一番大きい生き物はなに?―エビの腰はなぜ曲がったか
カキの種に価値はあるのか?―さるかに合戦
かぐや姫はなぜ竹から生まれたのか?―竹取物語

著者等紹介

蓮実香佑[ハスミコウスケ]
1968年、静岡県生まれ。農学博士。人の暮らしと自然の営みをテーマにした自然観察や環境教育に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

277
誰もが知っているおとぎ話のなかで、動植物に関する素朴な疑問を解消していくサブカル本。「なぜ桃太郎は“桃”でなければならなかったか」「白雪姫はなぜ“毒殺”されかけたのか」などなど。ただ、文化的な解説がメインなので、タイトルよりも日本のおとぎ話のほうが多めだけど、読んでいて知らないことも多く、おもしろい。ただ、自身の娘さんなのか知らんが、サッちゃんという女の子に語りかける文体はいらないなと思った。2018/02/11

まる

42
昔話を現実的な視点からこねくり回していくもの。こんな言い方ですが面白く、知っている話も視点を変えて新たに読むことができました。生物学だけでなく文化的な側面から考えることもあり、読み応えがあります。さっちゃんという娘の疑問に答えていくという形式だったのですが、別にこの設定はいらなかったのでは…と思ってしまいました。育児中なのでしんみりすることはありましたが。2018/03/10

TakaUP48

19
サッちゃんも高校生になったのかな?次々と出てくるおとぎ話の何故?作者は博識のため、話があちこちに飛ぶ。でも、生物学が結びつくと何となくそうなのかなと…。桃太郎の桃効果。白い兎はアルビノという色素を失った突然変異。浦島太郎の竜宮城は亀の行動範囲から水深30~40m?でも、300年経って帰ってきたとは宇宙旅行?生物と時間との関係問題。白雪姫に出てくる水玉キノコ。キツネとタヌキの神扱いの差。アリとキリギリスの働きアリのサボり集団。かぐや姫の光っていた竹と成長の早さは何故?語り継がれてきた「お話」は奥が深い!2019/07/06

抹茶

14
図書館から借りて読了。 表紙のサブタイトルに惹かれて、借りてしまった(笑)小さいころになんでだろうって思ってたことが解決された!そして、筆者とお子さんのやりとりがほのぼのしてて癒された お父さん大変だなぁ(笑) この本で知ったことをだれかに言いたくなる本(*´▽`*) 2017/02/11

frosty

11
小さいころに読んだ話も、今までどんな話か知らなかったものも、あらすじが書いてあったから納得しながら読めた。赤と白の水玉模様のキノコは実在して、それは毒キノコだった。今はもう絶滅してしまったニホンオオカミは人を襲うことはなかった、本物の送りオオカミは、最後に人を襲うことはなく、ただ自分たちの縄張りの外へ送ってくれる、とか。私がただ単に生物の生態に興味があるだけかもしれないけれど、ものすごく面白かったし、勉強にもなった。生物学が現代ほど進んでいない時代につくられたとは思えないほど、おとぎ話は生物学に満ちていた2015/04/12

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