決定版 菜根譚 (決定版)

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決定版 菜根譚 (決定版)

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  • サイズ B6判/ページ数 369p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569691060
  • NDC分類 159
  • Cコード C0012

出版社内容情報

ロングセラー『新釈 菜根譚』の完全版。

単行本・文庫合わせて30万部ロングセラーとなった、人生修養の書『新釈 菜根譚』の完全版。著者のライフワーク、ここに結実。

「菜根譚」は、人生の書である。著者は明の人、洪自誠。人たるの道を説く儒教、のんびり自足する思想を説く道教、悩める心の救済となる禅。この三つの教えが渾然一体となった、不思議な魅力をたたえた古典である。そしてなぜか、「菜根譚」は中国よりも日本で人気が高い。まさに、日本人が心に刻むべき「処世の道」がここにあると言える。

▼「人に道を譲ることこそ、もっとも安全な世渡りの極意」「至るところに人生の楽しみはある。邸宅でもあばら屋でもその点は変わらない」「華美は淡白に及ばない」「風流は世俗のなかにある」……。

▼そんな菜根

●『菜根譚』について 
●前集 (一)人たるの道を守る (二)むしろ愚直であれ (三)才能は秘めておく (四)知りながら使わない (五)自分を向上させるには (六)心に喜びを持て (七)平凡の中に非凡 (八)静中の動、動中の静 (九)静思のときを持て (十)得意のときと失意のとき 他 
●後集 (一)まだとらわれている (二)有能より無能がまさる (三)仮の姿、真の姿 (四)広いものを狭くしている (五)風流は身近にある (六)夢のなかのまた夢 (七)すべての対象から (八)形にとらわれては (九)琴と書物さ

内容説明

日本人が心に刻むべき、「処世の道」がここにある。悠々自適の心境と、現実を生き抜く術を語る人生書の古典を、心に響く言葉で翻訳、解説。著者のライフワーク、ここに結実。

目次

前集(人たるの道を守る;むしろ愚直であれ;才能は秘めておく;知りながら使わない;自分を向上させるには ほか)
後集(まだとらわれている;有能より無能がまさる;仮の姿、真の姿;広いものを狭くしている;風流は身近にある ほか)

著者等紹介

守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業、中国文学者。昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院中国文学修士課程修了。現在、中国文学者として、著述、講演等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

esop

70
菜根譚ー儒教と仏教と道教の三つの教えを融合しそのうえにたって処世の道を説いている/持てる才能は容易に外から伺い知ることのできないように奥深く秘めておく/たえず不愉快な忠告を耳にし思いどおりにならない出来事をかかえてこてこそ自分を向上させることができる/善行は人に遅れをとるな/人に施した恩恵は忘れてしまったほうがいい。だが人にかけた迷惑は忘れてはならない/常に喜びの気持ちを持って暮らすこと、これが幸福を呼び込む道である/威厳を示すときは初め厳しくして、後になるほどゆるめていくのがよい2024/11/09

33 kouch

51
儒教、道教、仏教を噛み砕き、庶民目線から道徳を語る、そんな本。上から目線の「教え」ではなくて、「自分もついやっちゃうんだけどさ、気をつけたいよね」っていうフランクな語りかけが魅力。何事も行き過ぎず中庸であることを勧める。慈愛の精神も大切。周りの人に生かされていると思えば自然に感謝の生き方になり、行き過ぎることもなく中庸になれるだろう。普遍的な言葉が羅列され、エッジが効いてないので人によっては退屈に聞こえる。しかしだからこそ真理ではないかとも思う。何度も読み返したくなる本。2024/08/31

とも

40
何事もやりすぎず、ちょうど良いところでやめておく。 質素な食事でも喜びを感じられるような、生き方をしていきたい。2021/01/02

Kentaro

35
書物を読んでも、聖賢の心に触れなければ、文字の奴隷にすぎない。官吏となっても、民衆をいつくしまなければ、禄盗人にすぎない。学問を教えても、みずから実行しなければ、口先だけの学問にすぎない。事業を興しても、人々のためになることを考えなければ、つかの間の徒花に終わってしまう。 小さな過失はとがめない、隠しごとはあばかない、古傷は忘れてやる。他人に対してこの三つのことを心がければ、自分の人格を高めるばかりでなく、人の恨みを買うこともない。 細事の処理にも、手を抜かない。人目のないところでも、悪事に手を染めない。2019/05/02

カブトムシ

32
各出版社が出しています。私は数種所有しています。岩波文庫とこの守屋洋さんの日本語訳などです。守屋さんの中国古典の訳を初めて読んだのはこの「菜根譚」でした。儒教、仏教、道教のバランスのよい生き方を求めた名著です。分かり易く訳されています。「菜根譚」は、中国の古典のなかでは比較的新しい本です。17世紀の初め頃、明の万暦年間の末期、日本では、豊臣から徳川に政権が移ろうとしていたころ成りました。著者は、洪応明(こうおうめい)、字を自誠(じせい)。「逆境や貧困は、人間をたくましく鍛えあげる溶鉱炉のようなものだ。…」

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